残留農薬一斉分析・カビ毒分析とは?
残留農薬一斉分析では、食品中に農薬が残留していないかを一斉に分析します。分析方法には、ガスクロマトグラフタンデム質量分析計(GC-MS/MS※1 )を用いて複数成分を高精度に分析する「237成分分析」と、迅速にスクリーニング分析する「簡易分析」とがあります。 カビ毒分析は、液体クロマトグラフタンデム質量分析計(LC-MS/MS※2)を用いて高精度にカビ毒を分析します。
※1 Gas Chromatograph and Tandem Mass Spectrometer
※2 High Performance Liquid Chromatograph and Tandem Mass Spectrometer
分析日数
237成分分析は検体到着日の翌日から7営業日以内
簡易分析は検体到着日の翌日から5営業日以内
カビ毒分析は検体到着日の翌日から10営業日以内
検体の種類
玄米、精米、無洗米、その他
※ご要望に応じ対応します。お気軽にお問合せください。
※分析の内容により分析可能な検体の種類が異なりますのでご注意下さい
必要検体量
500g以上
分析対象成分
237成分分析(ISO/IEC17025認定)
当社の実施する米の残留農薬一斉分析(237成分分析)は、237成分中95成分について(公財)日本適合性認定協会(JAB)より、ISO/IEC17025に基づく認定登録を受けています。
237成分リスト 認定登録について 精度管理への取り組み
殺虫剤(98成分)、除草剤(77成分)、殺菌剤(52成分)、植物成長調整剤(5成分)、殺鼠剤(1成分)、薬害軽減剤(3成分)、ダニ駆除剤(1成分)
計237成分
※その他の成分については相談に応じます。
※お知らせ※
2022年2月1日より分析方法を一部変更いたしました。
これに伴い237成分の一部が変更となっております。
詳しくはこちら
簡易分析
100成分リスト殺虫剤(42成分)、除草剤(32成分)、殺菌剤(25成分)、植物成長調整剤(1成分)
計100成分
※お知らせ※
2024年3月1日より分析方法を一部変更いたしました。
これに伴い2024年2月までの簡易分析(68成分)の一部は分析対象外となっております。
詳しくはこちら
カビ毒分析
アフラトキシン群(B1,B2,G1,G2)
デオキシニバレノール:DON
オクラトキシン:OTA
残留農薬等のポジティブリスト制度とは?
基準が設定されていない農薬等が一定量を超えて残留する食品の販売等を原則禁止する制度 「食品衛生法等の一部を改正する法律」(平成15年法律第55号、平成15年5月30日公布、平成18年5月29日施行) ※原則規制がない状態で、規制するものについてリスト化する「ネガティブリスト」に対し、「ポジティブリスト」は原則規制(禁止)された状態で、使用を認めるものについてリスト化するもの。 |
残留農薬一斉分析
種類 | 分析項目 | 分析方法 | 分析料金(1検体) | 納期 |
---|---|---|---|---|
玄米 精米 無洗米 |
237成分一斉分析 | GC/MS/MS一斉分析法 | 57,200円 | 検体受領日の翌日から7営業日 |
玄米 精米 無洗米 |
簡易分析(100成分) | GC/MS/MSを用いたスクリーニング分析 | 22,000円 | 検体受領日の翌日から5営業日 |
※分析料金はすべて消費税込の表示です
カビ毒分析
種類 | 分析項目 | 分析方法 | 分析料金(1検体) | 納期 |
---|---|---|---|---|
玄米 精米 無洗米 小麦 |
・アフラトキシン群(B1,B2,G1,G2) ・オクラトキシン(OTA) ・デオキシニバレノール(DON) |
LC/MS/MS分析法 | 42,900円 (1検体 1項目あたり) |
検体受領日の翌日から10営業日 |
※分析料金はすべて消費税込の表示です