X線とAIを組み合わせ、さらに高精度な選別が可能に
ディープラーニングで特徴を学習したAIが良品、虫食い、半割れやダブルを一粒ずつ識別。さらに、ユーザーが不良品として「虫食い」「半割れ・ダブル」を選ぶことができます。
RGB波長とNIR波長から得られる情報を最適な組み合わせで検出(MIX感度)
フルカラー(RGB)カメラの画像データを3D処理する3Sシステム(自動検量線作成システム)をグレードアップ。 2波長のNIR情報(Dual-NIR)を追加することで、より高精度に異物選別が可能になりました。
内観、外観、成分検査全てを網羅
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AIによる判別モデルを構築することにより、従来の光選別機で選別できなかった虫食い粒や半割れなどの複雑な内部欠損を検出することが可能となります。
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形状判定により粒の大小、欠けなどの形状不良粒を判別することに加え、RGB判定により変色粒等の、良品と色が異なる原料を判別し外観検査を網羅します。
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2波長のNIR情報により成分の差を検証することで成分検査を行うことが可能です。
X線の安全性について
作業者の安全性を最優先に考え、様々な安全対策を施しています。 放射線に関する特別な教育、資格、標識の掲示、健康診断がなくても安心して使用できます。
型 式 | CSX600BW | |
主な用途※1 | アーモンド等※2 | |
処理能力※3 | 0.1〜5.0t/h(アーモンドの場合) | |
供給方式 | 電磁フィーダ供給方式 | |
ベルト | 表面材質:ポリウレタン 有効幅:580mm | |
X線検査部 | カメラ | X線ラインセンサカメラ×1個 |
X線漏洩量 | 1μSv/h以下 | |
光学部 |
カメラ | フルカラーCCDカメラ×4個、NIRカメラ×2個 |
光源 | 白色LED×6本、NIRLED×4ライン | |
エジェクタバルブ | 5mmピッチ×136ヶ | |
清掃装置 | ワイパ、スイーパ、ブロワ | |
機体質量 | 1,100kg | |
所要動力 |
機械本体:単相AC200〜220 V 最大3.2kW AI画像処理ユニット:単相AC100〜240 V 最大0.05kW |
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必要エア量 |
機械本体:1,000~1,500Nℓ/min 冷却用クーラー:700Nℓ/min |
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必要集塵量 | 10m3/min | |
本体材質 | SUS304 |
※1 原料の性状により、選別できないものがあります。
※2 アーモンド以外のAIモデル構築には、別途異物サンプル画像の登録、試験確認等にお時間を頂戴いたします。
※3 処理能力は、原料の種類や原料中の不良品混入率、選別設定により異なります。