小麦の外皮を取り除いて製粉
ペリテックシステム(精麦製粉)は、小麦をそのまま粉砕して粉にする従来の方法とは異なり、小麦の外皮を取り除いた上で製粉する、画期的な製粉システムです。
サタケはこれまで培ってきた精米の技術・ノウハウを最大限に活かして、この「ペリテックシステム」を開発しました。
精麦歩留り自由自在
お客様の希望にあわせて精麦歩留を自由に調整できます。表皮に付着している有害物質の除去から製品品質の改善まで、その目的に応じた適切な外皮除去を実現します。
製品白度の向上とスペックの削減
ペリテックシステムで加工した小麦粉“ペリテック粉”は従来の分析方法を用いても、白く・明るく評価できます。粉の灰分が高いのにふすまの混入が少ない理由は、ペリテックシステムが栄養分に富むアリューロン層をうまく製品側に回収しているからです。
衛生と安全性の向上
製粉工程の前に精麦することで、製品の衛生状態は飛躍的に向上します。バクテリアや昆虫、農薬、化学肥料などが付着した外皮が先に除去されるため、食品衛生対策にも貢献することが可能です。
栄養豊富な小麦粉
ペリテック粉には栄養豊富なアリューロン層が多く含まれます。特にビタミンとミネラル量は従来システムで製粉された粉と比較すると多いことが分かります。
天候被害を受けた小麦(胚芽粒)は従来の製粉方法では、フォーリングナンバー値の低い小麦粉になります。ペリテックシステムを採用し、最適の歩留りで精麦を行った小麦粉を製粉すること、この低いフォーリングナンバー値を改善することが可能です。
セモリナ品質と歩留の向上
製粉前に果皮・種皮の大部分を除去することで、純度の高いセモリナを高歩留で回収可能です。
加工製品の改善
ペリテック粉は、パン、パスタ、麺などの加工製品の改善が可能になります。
また、製粉フローが短縮できるほか、粉品質の安定に貢献します。
「ペリテックシステム」各工程と構成機器
プラント構成
フルラインでのご提案
お客様にとって最適な条件で、新工場を設計します。
既存ライン改造のご案内
既存の製粉工程の前にペリテックシステムを追加するよう設計・施工します。ペリテックシステムをご採用頂く一番経済的な方法です。
既存ラインの増設
既存のラインにペリテックシステムを用いたシンプルな製粉工程(ブースターユニット)を増設するだけで、製粉能力も、既存ラインで生産を続けられますので、既存の製粉工程の停止時間を最小限におさえることができます。