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バラスト水生物検査装置「バラストアイ」
VOA1000K

1.L、S両サイズの動植物プランクトンの計測が可能

クロロフィルを計測する手法とは違い、バラストアイは動植物両方に含まれる酵素と反応するFDAという染色剤を用いて生物を発光させるため、植物プランクトンだけでなく動物プランクトンの計測も可能です。バラストアイは、IMO(国際海事機関)のバラスト水排出基準(D-2基準)で規定されているL、S両サイズの生物個体数を1台で計測します。


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※FDA(フルオレセイン・ジアセテート)
FDAは生細胞のみを蛍光染色する染色剤として、生物・医学などの研究分野で活用されています。生体内に吸収されると酵素によってフルオレセインに分解され、青色光を当てると緑色の蛍光を発光します。

バラストアイ内部構造
バラストアイ内部構造

2.高精度な計測を短時間で行うことが可能

一般的に生物の蛍光量は大きさに比例するため、様々な大きさの生物で構成されたサンプル全体の蛍光量をとらえるだけでは、生物の個体数は計測できません。しかし、バラストアイは、生物が検出器の前を通過した回数を生物個体数に換算するため、生物の蛍光量に影響されず、高精度で高感度の計測結果が得られます。


測定方法
サンプルをサンプルセルに入れ、染色剤を添加し、生物を染色します。染色された生物に青色の励起光を照射すると緑色の蛍光を発光します。サンプルを撹拌しながら検査部分を通過した生物の蛍光を検出器で連続的に計測します。得られた信号がしきい値以上ならば生きた生物としてパルスを計数します。

検査フロー

3.コンパクトサイズで船上持込が可能

バラストアイは、寄港国検査(PSC)や、自主検査にも手軽にご利用いただけるコンパクトな検査装置です。専用バックパックで運搬でき、陸上から船上、また船上から陸上への運搬が容易です。特に船内の通路は狭く、階段が急であるため、手提げではなく、両手が空くバックパックが最適です。

コンパクトサイズ

4.IMO(国際海事機関) に認められた分析方法

バラスト水を排出するには、下表の基準を満たしている必要があります。バラストアイは、IMOに認められた分析方法を採用しています。寄港国検査(PSC)ではこの基準に従って、バラスト水を検査します。Lサイズは主に動物プランクトンを、Sサイズは主に植物プランクトンを含みます。環境保護の観点から、動植物プランクトンに対応した分析方法が必要です。

バラスト水排出基準

50μm以上の生物(Lサイズ)測定フロー

バラスト処理後も、生存増殖の可能性が高い50μm以上の生物(Lサイズ)の検査が重要となります。

測定フローバラスト水生物濃縮装置「バラストキャッチ」は、「バラストアイ」で検査を行うための サンプリングツールとして開発しました。


「バラストキャッチ」製品ページ

製品紹介動画

名称 バラスト水生物検査装置 バラストアイ
型式 VOA1000K
測定対象生物 最小径50μm以上の生物(Lサイズ)および
最小径10μm以上50μm未満の生物(Sサイズ)
検出器 光電子増倍管
測定時間
   (注)
Lサイズ : 染色10分、測定1分
Sサイズ : 染色15分、測定1分
表示装置 タッチパネルディスプレイ
各国規制対応 UL/cUL, FCC, RCM, KC, CE, CB
電源 AC100~240V 50Hz/60Hz(ACアダプタ)
定格消費電力 60W
本体質量 4.0kg

※注:染色剤(試薬)が別途必要です。

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※注:単位(mm)