ニュースリリース・お知らせ

No.20-001 /2020年2月19日

　サタケ（本社：広島県東広島市西条西本町2-30、代表：佐竹利子）は、大規模生産者向けの高耐久･高性能の光選別機「SAXES Knight（サクセス ナイト）」を開発。大規模生産者向けの穀物乾燥調製機械ブランド「SAXES（サクセス）」初の光選別機ラインアップとして3月1日に新発売します。

SAXES Knight

以上

別紙

■機種構成と本体希望小売価格（税込）

SGS-2300K / 最大処理量 玄米 2.3トン/時、白米 2.4トン/時（5インチ籾摺機対応）：2,728,000円

■特長

＜超高速応答のピエゾバルブ（※1）（※2）の搭載＞

ピエゾバルブの特長について
①従来のソレノイドバルブの約1.7倍のバルブ開閉速度により、選別時の良品の巻き添え低減。
②ピエゾ素子の特性による、バルブ開閉時の消費電力低減。
③エア圧損の少ない構造による、エア消費量の低減。

（※1）ピエゾバルブの構造
ピエゾバルブはピエゾ素子の特性を生かしたバルブ開閉を行う。通電時にバルブ内のピエゾ素子が延び、内部にある部品を押すと、弁が下がりエアの流路が確保できエアが流れる。非通電時にはピエゾ素子がもとの大きさに戻り、弁が閉じる。

（※2）ピエゾバルブの開発について
2002年にサタケ、樋口俊郎東京大学精密機械工学専攻教授（現東京大学名誉教授）、有限会社電子精機（現有限会社メカノトランスフォーマ）の3者で開発をスタートし、基本特許を取得。2003年には黒田精工株式会社（現株式会社ＴＡＩＹＯ）も加わり、以後4者で共同開発。信号制御回路などの周辺機器も含めると、国内だけでも18件の特許を出願している（内9件は取得済み）。

ピエゾバルブ

＜選別精度の向上＞

・光学部に新たに採用した4色LEDとフルカラーカメラから得た原料の多量な情報を、サタケ独自の画像処理技術(特許第6152845号)により、最適に判別し、青未熟・乳白・しらたの選別能力が向上。

光学部イメージ図

＜処理能力の向上＞

・ピエゾバルブの超高速動作とキレの良いエア噴射、4色LED光源とサタケ独自の画像処理技術の採用で、青未熟・乳白・しらたの判別性能が向上し、精品ロスを低減させたことで、玄米処理能力の向上（従来比約15％向上）を実現。

＜消耗部品に高グレード品の採用＞

・エジェクタ部、光学部、駆動部および搬送部に強化部品を使用。

＜専用デザインおよび運転状況を色で表示するカラーLEDの採用＞

・光沢感のある"ピアノブラック"を基調とした新デザインを採用。
・離れた場所からでも、運転状況を一目で認識できる 　カラーLEDを搭載。

LED表示の一例

＜利便性の向上＞

・LED光源の採用により、暖機運転時間を従来の30分から5分以内に短縮。
・画面構成およびデザインを一新し、視認性・操作性を向上。

＜残留除去機構を搭載＞

・昇降機下部に残留除去機構を新たに搭載。コンタミネーションへの対応や清掃作業の 労力を軽減。

＜メンテナンス性の向上＞

・ロータリーバルブへのアクセスを工具不要のワンタッチカバー化。
・エアユニットのドレン排出を自動化。

■仕様

※不良品混入率5.0％以下の場合です。使用条件により処理能力は変化します。

以上

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