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穀粒判別器「RGQI100B」が精米JAS対応に認定

2023.06.07

No.23-010 / 2023年6月7日

穀粒判別器「RGQI100B」が精米JAS対応に認定 

― 精米品質の向上に寄与 ―

 サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表取締役社長:松本和久)の穀粒判別器「RGQI100B」は、精米JASに対応した精米品質基準の測定検査機器として、一般社団法人日本精米工業会から認定(認定番号23KH003)を受け、5月29日より出荷開始しました。

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穀粒判別器 「RGQI100B」

 精米工場の精米品質基準は、業界で策定された約20年前の基準が複数存在していました。しかし、近年、機械設備や施設、管理システムなど精米技術が高度化したことで、これらに対応した基準を設ける必要性が唱えられるようになりました。そこで、精米の品質向上を目指し、品質の一定基準を設定すべく、農林水産大臣が定めた国家規格「精米JAS」が2021年12月に制定。翌年1月に施行しました。これを受けて日本精米工業会は、着色粒や砕粒など4項目を測定する穀粒判別器を精米JASの対象検査機器として認定しました。


 サタケの穀粒判別器「RGQI100B」は、2023年4月1日、同会より精米JASに対応する穀粒判別器として認定されました。認定機器は、動作時に結果表示画面と結果印字帳票に「精米JASモード」の表示を入れる必要があります。サタケは、これらの規定に対応し、精米JASモード仕様にバージョンアップした「RGQI100B」を5月29日より出荷開始しました。


 精米JASには、同会で認定を受けた検査機器を使用して検査する「精米品質の基準」と、適切な衛生管理を実施するために必要とされる「認証の技術的基準」の2つの基準があります。この両基準を満たした工場で検査を通過した製品のみがJASマークを付すことが可能となるため、今後、対象機器である穀粒判別器「RGQI100B」を導入する工場が増える見込みです。

以上

別紙

「穀粒判別器RGQI100B」特長

(1)「精米JASモード」を搭載
精米JASの品質基準項目9項目中「着色粒」「被害粒」「砕粒」「粉状質粒」の4項目に対応した「精米JASモード」を新たに搭載。精米JASモード搭載器には、液晶画面の基準項目の左隣にひし形「◆」を表示。

※ひし形「◆」は、穀粒判別器を用いた品質基準測定対象項目。
 丸形「○」は、サタケ独自の設定による測定項目。

news230607-2.jpg精米JASモード搭載器の画面

(2)3方向撮像で正確な測定(特許取得)
サタケ独自の撮像方式により、一粒一粒の米を表・裏・側面の3方向から測定。一例として、カメムシ被害等による着色部が片面にのみある場合でも、3方向のカメラにて撮像することで、もれなく測定が可能。

news230607-3.jpg穀粒判別器 「RGQI100B」

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着色粒画像例
(裏面の黒点はカメムシ被害による着色部)

(3)軽量・コンパクトで持ち運びが容易
本体は業界最小・最軽量のコンパクト設計。付属のキャリングバックに収納して、容易に持ち運ぶことが可能。


(本リリースへのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報部)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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