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デリカウイング、東広島から日本全国へ

2019.04.22

No.19-012 / 2019年4月22日

デリカウイング、東広島から日本全国へ

― チルド食品を中心とした新製造工場が順調に稼働 ―

 広島県のほぼ中心に位置する東広島市。この地で、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンで取り扱う食品を製造するデリカウイング株式会社東広島工場(所在地:広島県東広島市吉川工業団地11-9、工場長: 細川 謙一)。「価値ある商品づくり」に真摯に取り組む同社の志と取り組みを取材した。

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デリカウイング東広島工場の外観



 デリカウイング株式会社(本社:広島県廿日市市宮内工業団地2-5、代表取締役会長兼CEO:細川 匡、以下:デリカウイング)は、1971年に食品製造業社として創業。現在は中四国全県の販売エリアを対象に、株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(以下:セブン‐イレブン)で取り扱う弁当やおむすび、惣菜、デザートなどの商品開発や製造を担っている。

 近年の加工食品市場は、チルド食品や冷凍食品の需要が高く、中国地方のセブン‐イレブン製造業者では、チルド食品の製造ラインが許容量を超えつつある。そこで、セブン‐イレブンよりチルド食品を中心とした新工場建設の打診を受け、2018年7月に中国地方の中心部に位置し交通の便が良く迅速に商品供給を行える東広島市に新たな生産拠点を構えた。



【こだわりぬいた設備と調理方法】

 「変化を恐れるのではなく、常に新しいことに挑戦したい」。真っ直ぐな眼差しで語るのは、デリカウイング常務取締役兼東広島工場長の細川謙一氏(44歳)。同氏の気概に溢れる姿勢が、その言葉を如実に物語る。新工場や商品開発についても「品質管理を徹底し、お客様に責任をもって安全・安心な商品を提供するため、工場内の設備は評判で判断するのではなく、自分の目で見て決める」と細川常務は語る。

 

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細川謙一 常務取締役
兼 東広島工場長



 その言葉通り、東広島工場内の設備を採用する際、自ら納入候補の機械メーカーへ足を運び綿密に計画を立て、各設備の導入を決断してきた。また、中四国地方のセブン‐イレブンで販売されている広島名物・お好み焼きの製造方法を一新。従来はすべての食材を鉄板上で調理していたが、より美味しさを追求し、食材ごとに異なる調理方法を編み出し、東広島工場に導入した。さらに、チルド弁当などに使う炊飯機器として、加圧式IH炊飯設備を導入した。

【加圧式IH炊飯設備】
 細川常務が理想のご飯と運命的な出会いを果たしたのは数年前、商品開発部時代に他社の炊飯工場に視察へ出向いたときのこと。サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)の加圧式IH炊飯設備を導入している工場で試食したご飯は、同氏が探し求めていた理想的なものであった。炊飯釜内を1.2気圧まで加圧し、106度の高温加熱で炊飯することにより、常圧式炊飯では再現し難いふっくらとして粒感のあるご飯を実現。自動化により誰が操作しても一定の品質が保証される点、高温炊飯により時間が経過してもご飯の食味劣化が抑えられる点にも大いに魅力を感じた。

 

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加圧式IH炊飯機


 

 東広島工場建設にあたり「同工場で扱う米商品は、ドリアなど比較的低い温度設定を要する商品を製造するため、ご飯の劣化が常温の弁当よりも進みやすい。ご飯の旨味を維持し、劣化を防ぐことができる炊飯をと考えたとき、以前試食したサタケの加圧式IH炊飯設備が思い浮かんだ」と同氏。また、強い火力で炊飯を行う常圧式炊飯は、炊飯釜の釜底部分に焦げが出るという課題があった。加圧式IH炊飯は、炊飯釜の底面と側面からの加熱を制御し炊飯釜内の対流を促進させることで炊きムラのない均一な炊飯が可能。作業環境も炊飯中に発生する蒸気を1.2気圧で保ち管理するため、排熱が抑えられ室温が上がらずクリーンな室内環境を実現。これらのメリットから、東広島工場への加圧式IH炊飯設備導入を決意し、1時間あたり42釜の能力を持つ炊飯設備を採用した。

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加圧式IH炊飯器の構造と釜内イメージ



【東広島工場の志と飽くなき挑戦】
 竣工までの道のりは決して順風満帆ではなかった。「竣工式まであと数日というときに、平成30年7月豪雨に見舞われた。幸いにも従業員に大きな被害はなく、工場も最終確認の段階だったため、大きな混乱に陥ることはなかった。しかし、豪雨の影響により公共交通機関が遮断。従業員は出社できず、物資は届かない状況だったため、工場は予定より3週間遅れて稼働した」と細川常務。「従業員をはじめ、関連会社の協力により、無事に稼働まで漕ぎ着けた。自分一人の力ではどうにもならないような状況でも周囲と協力し合えば乗り越えられると改めて学んだ。今後は、同工場がより発展するよう、年齢や役職を超えてフラットな発言や提案ができるような環境を目指す」(同)。



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加圧式IH炊飯設備の一部



 

 現在、炊飯設備の稼働時間は1日あたり約4時間。製造種類もチルド弁当とドリアの2種類と既存工場に比べてまだまだ少ない。今後は、生産量の向上を目指して稼働時間を延ばす予定だ。

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抱負を語る細川常務



 最後に「販路拡大のため今まで以上に商品開発に注力し、味と品質にこだわった理想のご飯を追求する。1から作り上げた自慢のお好み焼きを全国に届ける」と熱く夢を語る姿に、細川常務の志の高さを見ることができた。「唯一無二」を目指す同社の挑戦は、まだ始まったばかりだ。

以上

【会社概要】

会 社 名 : デリカウイング株式会社
創    業: 1971年11月
代    表: 代表取締役会長 兼 CEO 細川 匡
        代表取締役社長 兼 COO 河野 充志
従業員数  : 社員170名 / 定時社員1370名
事業内容  : セブン‐イレブン・ジャパンの弁当、おむすび、調理パン、惣菜、
        軽食、デザートの商品開発と製造
主要品目  : 弁当、おむすび、サンドイッチ、惣菜、サラダ、デザート
主要取引先 : 株式会社セブン-イレブン・ジャパン
本社・工場 : ・本社 / 広島県廿日市市宮内工業団地2-5
        ・広島工場 / 広島県廿日市市宮内工業団地2-5
        ・岩国工場 / 山口県岩国市田原266-3
        ・デザート工場 / 広島県廿日市市宮内工業団地1-2
        ・東広島工場 / 広島県東広島市吉川工業団地11-9

(本リリースへのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報部)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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