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残留農薬一斉分析、料金を一部引き下げ

2019.03.05

No.19-008 / 2019年3月5日

残留農薬一斉分析、料金を一部引き下げ

― 高性能分析装置の導入によりコスト低減を実現 ―

 サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)は3月1日より、残留農薬一斉分析サービスのうち234成分一斉分析コースについて料金を引き下げ、新たに「237成分一斉分析コース」としてサービスを開始しました。

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ガスクロマトグラフタンデム質量分析計

 サタケは2006年、ポジティブリスト制度※1の施行に合わせ、米や野菜などを対象とした残留農薬一斉分析サービスを開始し、現在まで多くのお客様にご利用いただいています。近年は安全・安心意識の高まりから、生産者や流通業者において残留農薬分析へのニーズも高まる傾向にありましたが、分析にかかるコストがネックとなっており、より低価格化を望む声が多く寄せられていました。

 このためサタケでは分析手法の見直しを図り、より高性能な分析装置(ガスクロマトグラフタンデム質量分析計)を導入。従来法に比べ分析工数を削減できるため、分析料金をこれまでの50,000円から20%引き下げて、1検体あたり40,000円(税抜)としました。溶媒(有機溶剤)使用量については従来の50%以下に削減でき、環境負荷の軽減にも寄与します。

 なお、「147成分一斉分析コース(ISO/IEC17025※2認定)」については、分析装置の変更に伴う認定切り替えのため、一時的にサービスを停止します。本年秋のサービス再開を目指し鋭意準備を進め、詳細が決まり次第、改めて公表する予定です。

(※1)国内に流通する食品について、残留基準が設定されていない農薬等であっても、一定量以上含まれている場合には流通を原則として禁止する制度。規制するものについてリスト化する「ネガティブリスト」に対し、「ポジティブリスト」は原則すべてを規制したうえで、使用を認めるもののみ基準を定めてリスト化する。
(※2)分析、検査や校正を行う機関の能力に関する国際規格で、特定の分析を実施する事業者の能力を、権威ある機関が認定する制度。


以上

別紙

残留農薬一斉分析・237成分一斉分析コースの詳細

1.コース名称
237成分一斉分析コース
2.分析対象
玄米・精米・無洗米
3.分析可能成分
237種類 (殺虫剤101種類、除草剤71種類、殺菌剤58種類、植物成長調整剤5種類、殺鼠剤1種類、薬害軽減剤1種類)
4.分析方法
ガスクロマトグラフタンデム質量分析計(GC-MS/MS)による残留農薬一斉分析法
5.必要検体量
500g以上
6.分析料金
1検体あたり40,000円(消費税抜き価格)
7.納期
検体受領日の翌日から7営業日

以上

(本リリースへのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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