経営関連
2019.02.04
No.19-003 / 2019年2月4日
中国農業科学院農産品加工研究所と包括提携
― サタケが日本の民間企業としては初提携 ―
サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)は1月17日、中華人民共和国 農業農村部 中国農業科学院農産品加工研究所(所在地:北京市海淀区円明園西路2号、所長:戴小楓)と、穀物加工分野における技術交流を主目的とする包括技術提携基本契約を締結しました。
中国農業農村部は日本の農林水産省に相当し、直属する中国農業科学院農産品加工研究所(以下、農産品加工研)は国家レベルで農業分野の穀物研究を行う唯一の機関です。1月17日に農産品加工研で執り行われた調印式で、佐々木講介サタケ取締役経営戦略室室長(中国統括本部長兼任)と戴農産品加工研所長の代理で朱捷処長(部長に相当)が契約書に署名しました。農産品加工研は初の日本民間企業との提携になりました。中国農業農村部は農作物全般の栽培から加工までを管轄しており、サタケは中国の雑穀・豆類等の新規市場でのノウハウ収得と技術の向上を図ります。一方、農産品加工研はサタケとの共同研究などを通じて、中国の品質基準や食文化の向上を目指します。
提携内容は技術情報の交換や共同研究に加え、相互研修、研究成果の共同宣伝・普及など多岐に亘ります。佐々木取締役は「両国の穀物市場は、時代の変化と共に量から質や美味しさ、そして健康・美容へと、社会の求めるものも変化している。当社の技術が中国の食文化発展へ寄与できることは多く、提携は非常に意義深いと考えている」と述べています。なおこの提携を具体化する最初のプロジェクトとして、雑穀・豆類のGABA(ガンマアミノ酪酸)富化技術および米粉製粉技術の研究を行うことを決め、今回同時に契約を締結しました。
サタケは1994年に北京駐在員事務所を開設。1997年に機械生産工場「佐竹機械(蘇州)有限公司」設立し、以後本格的に中国市場で事業を展開しています。また2007年9月の国家糧食局(現・国家糧食和物資儲備局)との包括技術提携契約を皮切りに、2018年には吉林省農業科学院と提携契約締結など、中国の公的機関と継続して共同研究を行っています。
以上
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