製品・技術
2021.05.14
No.21-011 / 2021年5月17日
新型ロータリーシフターを発売
― 稼働効率・安全性がさらに向上 ―
サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表取締役:佐竹利子)は、稼働効率と安全性がさらに向上した新型ロータリーシフターを、5月20日に発売します。
精米工場では精米後の精選工程において、白米に混じる糠玉や砕粒などを除去しており、おもにロータリーシフターが使用されています。近年、より効率的な工場運営や働き方改革、安全・安心が求められる中、サタケは稼働効率と安全性をさらに向上させた新型ロータリーシフターを開発しました。
新型機は、運転終了時に残粒が迅速に排出される構造となっており、ロット切り替え時間は約2分と従来機に比べ約1/7に短縮、多品種少量生産における稼働効率を大幅に向上できます。
カバーや選別スクリーンはノブボルトを緩めるだけで簡単に脱着でき、分解清掃にかかる時間は約30分と従来機に比べ1/3に短縮されます。
また、砕粒選別部の各選別スクリーンには特殊磁性ステンレスを採用し、万が一破損した場合でも磁力選別機で破片を除去できるほか、カバー類には脱落防止ノブボルトを使用し、混入事故を未然に防止するなど、安全性もさらに向上しました。
メーカー希望小売価格は308万円(税込)、精米工場などに年間40台の販売を見込んでいます。
以上
1.特長
2.構造
糠玉選別部で原料白米に混じる糠玉や大異物を除去したのち、砕粒選別部の上段・中段スクリーンで整粒と砕粒とに分けます。砕粒はさらに下段スクリーンへ送られ、小砕粒や糠が除去されます。
3.仕様
型式 | FRS060A | ||
---|---|---|---|
処理能力 | 最大6.0 t/h (精米)※1 | ||
所要動力 | 0.4 kW (三相200V) | ||
選別物 | 整粒、大異物(糠玉)、砕粒、小異物(小砕粒、糠) | ||
機体質量 | 約310 kg | ||
スクリーン 目開き |
糠玉選別部※2 | スクリーン(縦線) | 3.15 mm (線径φ0.35) |
砕粒選別部※2 | 上段スクリーン※3 | 1.94 mm (線径φ0.6) | |
中段スクリーン※3 | 1.94 mm (線径φ0.6) | ||
下段スクリーン | 1.04 mm (線径φ0.55) |
※1 処理能力は原料の状態、スクリーンの種類や状態によって異なります
※2 糠玉選別部と砕粒選別部はそれぞれ単体での購入も可能です
※3 オプションで6種類のスクリーンがあります
4. 寸法 (単位:mm)
以上
(本リリースへのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報部)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。