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小麦製粉用インラインフローメーターを新発売

2021.02.10

No.21-005 / 2021年2月10日

小麦製粉用インラインフローメーターを新発売

― 各工程の流量をリアルタイムで監視 ―

 サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)は2月10日、小麦製粉工程の「見える化」を実現する、簡易流量監視装置インラインフローメーター(型式:HSIFM3A)を発売します。

photo210210-1.jpgHSIFM3A

 インラインフローメーターは、小麦製粉工場の配管に取り付け、原料の流量をリアルタイムに計測する装置です。計測データは工場操作室のモニターにグラフなどの形で表示されます。流量を可視化することにより、製品品質の安定化、製品歩留まりロスおよび運転コストの削減につなげることができます。

 一般に、小麦の製粉加工は、原料を砕いて分離するという工程を何度も繰り返します。処理量や歩留まりを把握するため、通常は加工ラインの最初と最後に計量器を配置し重量を測定しています。これは、計量器が高価でサイズも大きく設置場所が限定されることに起因しています。そのため途中工程の流量は、技術者による定期的な確認が必要であり、製品品質の変化も加工後に判明するため、途中工程の不具合の発見が難しく、製品ロスにもつながっています。

 インラインフローメーターは各加工ラインで流量をリアルタイムに計測し、加工機器の状態、流量変動、配管の詰まりなどを操作室で瞬時に把握できます。製品品質と加工ラインの安定により、ランニングコストの削減にもつながります。本機は各工程の配管に簡単に取り付けることができ、計量槽、原料シャッター、ロードセルの組み合わせによるシンプルな構造なため、メンテナンスも容易です。

 産業システム部の平田瑞穂部長は、「製粉工場では品質管理に多くの資源を費やしていますが、本製品が各工程の状況を把握し管理するための「目」になると考えています。小麦粉向けに販売を開始し、今後は他の原料も含め可能性を探っていきます」と述べています。

 価格は1台44万円(税込)。

以上



別紙

インラインフローメーターHSIFM3Aについて

1.製品概要と本体価格

本製品は、小麦製粉工程の流量をリアルタイムで計測する簡易流量監視装置です。各工程の配管に取り付けることにより(最大250台まで設置可能)、加工ライン全体の「見える化」を実現。
各インラインフローメーターが計測する流量情報は操作室のPCへ送られ(標準は3分毎)。情報は専用ソフトで流量トレンドグラフ化されます。リアルタイムで加工ラインの状態を把握することで、製品品質や加工の安定、加工ラインの不具合の早期発見、遠隔監視による省人力化につながります。
販売価格は、1台44万円(税込)。

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図1:インラインフローメーターの構造

2.特長

<ライン流量の見える化>
各インラインフローメーターからリアルタイムで集積するデータは、専用ソフトウェアで用途に応じて全体・単体・グループ表示が可能です。それぞれトレンドグラフ化することも可能で、加工ライン全体を「見える化」します。加工ラインの状況を工場の操作室で把握でき、製品品質の安定を図るとともに、配管の詰まりなど異常が発生した場合は迅速に対応することが可能です。
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図2:全体表示

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図3:流量トレンドグラフ

<容易な設置>
小型、軽量で、製粉加工ラインの配管に簡単に接続できます。配管は最大50度の傾斜まで対応。
注)電源線、通信線はお客様供給になります。

<シンプル構造>
計量槽、シャッター、ロードセルとシンプルな構造で、メンテナンスも容易です。原料が触れる接粉部は全てステンレス鋼を使用。また、シャッターが開かないなど不具合発生時には製品内のバイパスラインを原料が流れるため、原料詰まりや次工程への原料供給停止など加工ラインの停止リスクを最小限に抑えています。

3.仕様

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3.寸法(単位mm)

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(本リリースへのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報部)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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