製品・技術
2025.02.19
No.25-005 / 2025年02月19日
簡単・便利な乾燥米飯「マジックライス®」が30周年
― 日常にも非常時にも、炊きたてのようなおいしさを ―
株式会社サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表取締役社長:松本和久)が製造販売する乾燥米飯「マジックライス」は、本年で発売30周年を迎えました。
サタケは、1896年に日本初の動力式精米機を開発。以来、世界の三大穀物である米・麦・トウモロコシを中心に穀物加工技術の研究開発を重ね、世界約150か国に製品や技術を提供してきました。
1990年、乾燥米飯生産設備の開発に着手。翌年にスペインの精米企業に最初の設備を納入し、1995年には、日本の米に適した乾燥米飯製造設備が完成。製造設備の販売推進と共に乾燥米飯の需要拡大を目指し、「マジックライス」を発売しました。発売当初は中身を耐熱容器に移し、水を入れて電子レンジで調理するものでしたが、現在はお湯または水を適量加えるだけで乾燥したお米がふっくらとしたごはんに戻るため、調理時間の短縮や簡便性が人気を博しています。また、長期保存が可能なことから、地震や台風、大雨などの自然災害時の防災食として多くの自治体や企業に採用されています。さらに、手軽に持ち運べる点が評価され、登山やキャンプなどのアウトドア食としても親しまれています。
2022年に発売を開始した「ななこめっつ」シリーズは、従来のマジックライスより保存期間を2年延長し、7年間としました。さらに、お湯での調理時間を15分から7分へ短縮させることに成功。このほかにも、ユニバーサルデザインフードの適合商品であるおかゆシリーズや、アレルギー物質に配慮した商品ラインアップの実現により、幼児から高齢者まで幅広い年齢層の方にご利用いただいています。また、2023年には「ハラール認証」を取得したことで、宗教や食文化の多様性に配慮した商品展開を進めています。
サタケ食品事業本部・本部長の大塚隆弘は「日頃よりご愛顧いただき、心より感謝申し上げます。おかげさまでマジックライス発売30周年を迎えることができました。これからも安全・安心・美味をモットーに新商品販売に向けて取り組んでいきたいと考えています」とコメントしています。
以上
マジックライス®30周年のあゆみ
1990年 (平成2年) |
・インスタントライス(乾アルファ化米)の生産設備の開発に着手。翌年(1991年)、スペインの精米企業「エルバ社」に輸出。 |
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1992年 (平成4年) |
・米国の精米企業である「リビアナフーズ社」と新方式のインスタントライス製造装置開発の共同研究契約を締結。 | |
1995年 (平成7年) |
・電子レンジで調理できる乾燥米飯「マジックライス(箱入り)」3種(白飯、五目ご飯、ちらしずし)を発売。 | |
1996年 (平成8年) |
・電子レンジで調理できる「カップライス」4種(五目ご飯、ちらしずし、ガーリックライス、山菜おこわ)を発売。 | |
1997年 (平成9年) |
・「カップライス」のアイテム5種(赤飯、ドライカレー、チキンライス、玄米鶏粥、玄米中華粥)を追加発売。 ・お湯を注いで調理する「マジックライス スタンドパック」4種(五目ご飯、ドライカレー、チキンライス、赤飯)を発売。 |
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1998年 (平成10年) |
・スタンドパックの「マジックライス非常食」と50食分を一度に作れる「炊き出し用非常用保存食」を発売。 | |
2000年 (平成12年) |
・「麦入りマジックライス スタンドパック」6種(白飯、五目ご飯、大豆ひじき、ドライカレー、チキンライス、赤飯)を発売。 | |
2001年 (平成13年) |
・「発熱体付き炊き出し用非常食保存食」を発売。 | |
2004年 (平成16年) |
・マジックライス「こだわりお茶漬け」2種(鰻、鮭)、「お茶漬け」3種(鮭、梅、わさび)を発売。 | |
2005年 (平成17年) |
・「GABA入りマジックライス」を発売。 ・「合成添加物無添加非常食」3種(白飯、きのこご飯、炊き込みご飯)を発売。 |
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2007年 (平成19年) |
・発芽玄米サラダを発売。 | |
2009年 (平成21年) |
・「ソース付マジックパスタ」3種(カルボナーラ、ナポリタン、ペペロンチーノ)を発売。 | |
2011年 (平成23年) |
・「マジックライス スタンドパック」をリニューアル。ご飯・雑炊の2通りタイプに変更。新アイテムとして牛飯、炒飯を発売。 | |
2013年 (平成25年) |
・マジックライス炊き出し用2種(しそわかめご飯、炒飯)を発売。 | |
2014年 (平成26年) |
・アレルギー物質特定原材料等27品目不使用商品として、マジックライス2種(青菜ご飯、梅じゃこご飯)を発売(スタンドパックと炊き出し用)。 ・マジックパスタ3種(カルボナーラ、ペペロンチーノ、きのこのパスタ〈デミグラス風味〉)をリニューアル発売。 |
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2015年 (平成27年) |
マジックライス「わかめご飯」を追加発売。 | |
2016年 (平成28年) |
・マジックライス「雑炊シリーズ」3種(雑炊醤油だし風味、雑炊チゲ風味、雑炊シーフード風味)を発売。 | |
2018年 (平成30年) |
・マジックライス2種(根菜ご飯、パエリア風ご飯)を発売。 | |
2019年 (令和元年) |
・長期保存パン「PAN de BAR(パンデバー)」を発売。 ・マジックライス2種(五目ご飯、ドライカレー)をアレルギー物質特定原材料等27品目不使用商品としてリニューアル。 |
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2021年 (令和3年) |
・マジックライス「ミニシリーズ」3種(五目ご飯、ドライカレー、わかめご飯)を発売。 | |
2022年 (令和4年) |
・マジックライス2種(野菜ピラフ、チャーハン)を追加発売。 ・「炊き出し用五目ご飯」を食物アレルギー対応食品としてリニューアル。マジックライスシリーズ全ラインアップ(18種類)が食物アレルギー対応。 ・保存期間を従来商品の5年間から7年間へ延長し、調理時間を15分から7分に短縮したマジックライス「ななこめっつ」シリーズ4種(白飯、五目ご飯、わかめご飯、青菜ご飯)を発売。 |
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2023年 (令和5年) |
・マジックライス「おかゆ」シリーズ3種(白がゆ、梅がゆ、青菜がゆ)発売。 ・長期保存パン「PAN de BAR(パンデバー)」をたまご不使用にリニューアル。 ・マジックライス スタンドパックシリーズがハラール認証を取得。 |
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2024年 (令和6年) |
・マジックパスタ「ミートパスタ」を追加発売。 ・マジックライス「ななこめっつ」シリーズ2種(梅昆布ご飯、鯛めし)を追加発売。 ・長期保存パン「PAN de BAR(パンデバー)」を小麦以外の食物アレルギー対応食品にリニューアル。 |
(本リリースへのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報部)
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