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「小型製粉ユニット」を新発売

2017.06.06

No.17-019 / 2017年6月6日

「小型製粉ユニット」を新発売

― 湿式製粉にも対応可能、微粉砕の製粉を実現 ―

  サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)は、コンパクトで簡単に操作ができる、微粉砕の製粉が可能な「小型製粉ユニット」を6月13日より新発売します。

小型製粉ユニット

 近年、食料自給率向上や地産地消の取り組みで注目を集めている米粉。小麦の代替品としてパンやお菓子づくりに使用できる米粉は、細かな粒子が要求されるため自家製粉が難しく、製粉業者への委託製粉か販売されている米粉の購入が一般的でした。そのため、六次産業化を目指す個人や小規模事業主からは、少量製粉が可能な小型製粉機を求める声がありました。サタケは、その要望に応えるべく、小型製粉ユニット(CMU30A)を開発し、6月13日に新発売します。

 小型製粉ユニットの特長は①平均粒度が40マイクロメートル(㎛)と、細かい粒度を実現、②ユニット化により簡単に据付や操作が可能でメンテナンスも容易、③湿式製粉にも対応可能(オプションの熱風発生装置を装着した場合)の3点。湿式製粉は損傷澱粉※1を少なく抑えることができるため、よりふっくらと焼き上がる米粉パンやお菓子を作ることができます。また、粉砕方式は衝撃式粉砕を採用。対象原料は、白米の他に玄米、小麦、そば等と用途に合わせて幅広く使用することができます。

 メーカー小売希望価格は990万円(税別)とユニットタイプとしては低価格を実現。主に全国の製粉(小麦粉、米粉等)メーカーや地産地消を目指す個人事業主向けに販売。初年度の販売目標台数は5台。(製品の詳細は別紙を参照)


※1...製粉時に過度な力が加わることによって発生する傷の多い澱粉。製パン時に水を含み過ぎてしまうため、生地が分離する原因になる。

以上

別紙

詳細情報

■特長

1.平均粒度、40マイクロメートル(㎛)を実現

平均粒度が40マイクロメートル(㎛)と、米粉パンやお菓子づくりに適した粒度を実現。


2.コンパクトなユニット化により、誰でも簡単に移動・設置が可能

操作盤、供給機、粉砕機、集塵機、サイクロン、エアロックをユニット化。操作盤一つで一連の操作ができるため、誰でも簡単に操作可能。また、コンパクトかつシンプルな構造により、設置や移動、メンテナンスが容易に行えます。


3.湿式製粉に対応(熱風発生装置 取付時 :オプション)

小麦と比べて米は硬く、そのまま製粉すると損傷澱粉が多くなってしまうため、一度水分を含ませて、その後製粉します。これにより、よりきめが細かく、また損傷澱粉を少なく抑えた米粉ができます。



■システムフロー              ■各部名称

■仕様・寸法

型式 CMU30A
寸法 (W)1500㎜×(D)1500㎜×(H)2183㎜
(アンカー固定ブラケットを除く)
ユニット質量 約850kg
粉砕方式 回転する粉砕ロータによる衝撃式粉砕
所要電源
(3相200V)
供給機0.4kW、粉砕機7.5kW、
エアロック0.1kW、集塵機0.75kW
必要エア量 エアロック80NL/min、集塵機28NL/min
対象原料※1 精白米、玄米、小麦、そば
処理能力※2 精白米 5~30kg/時間
粉砕粒度 精白米 平均粒度40㎛±10㎛
オプション 張込み装置、小型振動ふるい機、熱風発生装置
使用環境 温度:5℃~40℃
湿度:80%以下(結露なきこと)

※1 標記中に記載している原料以外で製粉される場合は、事前にご相談ください。

※2 処理能力は原料、温度、湿度等の使用条件や環境条件で変化することがあります。

※3 食物アレルギーを起こす可能性のある原料を使用する際は十分に注意してください。



以上

(本リリースへのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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