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国際海事展「バリシップ2017」に出展

2017.05.15

No.17-015 / 2017年5月15日

国際海事展「バリシップ2017」に出展

― バラスト水生物検査関連機器を展示・実演 ―

バラスト水生物検査装置

 サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)は商船三井テクノトレード株式会社(本社:東京都中央区京橋1-1-1、代表取締役社長:青砥 修吾)と共同で、5月25日から27日の3日間、テクスポート今治で開催される「バリシップ 2017」に、バラスト水生物検査関連機器を出展します。

 「バリシップ2017」は、UBMジャパン(株)が主催する海事関連企業の最新技術・サービスが展示される国内最大級の国際海事展で、今回5回目を迎えます。日本の海事関連企業が最新の技術・サービスを展示するほか、オランダ、韓国、中国のナショナルパビリオンも設置予定で、国内のみならず世界の業界関係者から注目されています。今回サタケは、バラスト水中の生物数を簡単・迅速・高精度に推定する「バラスト水生物検査装置」を出展・実演するほか、検査に用いるサンプル水を濃縮する「バラスト水生物濃縮装置」を参考出展します。

 「バラスト水生物検査装置」は、国際海事機関で採択されたバラスト水管理条約が本年9月に発効することをにらんでサタケが開発し、昨年4月より商船三井テクノトレードを通じて販売を行っているものです。持ち運びが容易なコンパクトサイズながら、簡単・迅速・高精度な検査が可能です。

 また、参考出展の「バラスト水生物濃縮装置」は、最小径50マイクロメートル以上(Lサイズ)の生物個体数を検査するために、1立方メートルのバラスト水を100ミリリットルに濃縮する装置で、MOLエンジニアリング株式会社(本社:東京都港区三田3-11-36、代表取締役社長:宮井修二)と共同開発を進めているものです。船舶への持ち込みを前提として、軽量・コンパクトな設計としています。(詳細は別紙「バラスト水生物濃縮装置」を参照)

 なお、出展するブース番号はC2-12、開催時間は午前10時より午後5時(最終日は午後4時)までです。(出展の概要は別紙を参照)。

以上

別紙

詳細情報

1.展示会の概要

名称:バリシップ2017(BARI-SHIP 2017)
会期:2017年5月25日(木)~27日(土)
   10:00~17:00(最終日は16:00まで)
会場:テクスポート今治
   (愛媛県今治市東門町5丁目14-3)
主催:UBMジャパン株式会社
出展対象:造船、舶用機器、その他



2. サタケの出展内容 (ブース番号:C2-12)

出展機器出展方法概要
バラスト水生物検査装置 実機実演 バラスト水管理条約のバラスト水排出基準(D-2基準)で規定されている、最小径が50マイクロメートル以上(Lサイズ)と、最小径が10マイクロメートル以上50マイクロメートル未満(Sサイズ)の生物個体数を簡単・迅速・高精度に推定。
バラスト水生物濃縮装置
(参考出展)
実機実演 最小径が50マイクロメートル以上(Lサイズ)の生物個体数を検査するため、メッシュフィルタにより1立方メートルのサンプル水を100ミリリットルに濃縮する、軽量・コンパクトな装置。



3.バラスト水生物濃縮装置の概要

濃縮装置模式図

 バラスト水管理条約で設けられているバラスト水の排出基準では、最小径50マイクロメートル以上(Lサイズ)の生物個体数が1立方メートルあたり10個体未満、最小径10マイクロメートル以上50マイクロメートル未満(Sサイズ)の生物個体数が1ミリリットルあたり10個体未満とされている。

 バラスト水中の生物個体数の計測において、従来法では顕微鏡により計測を行うが、Lサイズ生物の場合1立方メートルのサンプル水をそのまま計測することが困難なため、メッシュフィルタを用いて任意の量まで濃縮している。
 バラスト水生物検査装置でLサイズ生物を計測する場合にも同様に濃縮する必要があるが、従来の濃縮装置は大型であり、船舶への持ち込みを可能にするためにより軽量・コンパクトな濃縮装置の開発が求められている。



以上



(本リリースへのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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