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GABA測定装置「GABAlyzer」を新発売

2016.10.24

No.16-034 / 2016年10月24日

GABA測定装置「GABAlyzer」を新発売

―測定者の負担を軽減し、簡単・迅速な測定が可能―

GABA測定装置「GABAlyzer」

 サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)は、米に含まれるGABA(γ-アミノ酪酸)の含量を簡単・迅速に測定できるGABA測定装置「GABAlyzer」を、10月25日より新発売します。

 サタケは2009年に、機能性成分GABA(γ-アミノ酪酸)を多く含む米「GABAライス」を製造する「GABA生成装置」を開発して以来、GABAライスのおむすびを提供する店舗の開設をはじめ、消費者庁への機能性表示食品届出など、同技術の認知向上に努めてきました。

 GABAライスなど米のGABA含量をチェックする測定装置についても、2009年に初めて開発しましたが、このたび操作時間の短縮など測定者負担を軽減するための改良を行い、「GABAlyzer」として新発売します。

 「GABAlyzer」は、米と薬品を混合して振とうし、米に含まれるGABAを抽出した後、酵素を加えるなどの前処理を行い、試薬を加えて発色させ、その色の濃淡を読み取りGABA含量を測定するというものです。一連の操作に専門知識は不要で、どなたでも簡単に測定できます。前処理から測定までの全工程に要する時間は、10検体同時に処理した場合約4時間で、従来装置の約5時間に比べ迅速に測定できます。さらにそのうち測定者が直接操作に関わる時間は、同じく10検体同時処理の場合約2時間で、従来装置の約4時間に比べ約50%短縮され、大幅な負担軽減・能率向上を可能としました。また、従来装置には必要であった劇物等を一切使用しないため、試薬の保管や廃液処理にかかる負担も軽減できます。

 主にGABA生成装置を導入する精米工場や共同乾燥調製施設などへ、初年度5台の販売を見込んでいます。

以上

別紙

詳細情報

■特長

1. 高精度な測定が可能
 分析手法として信頼性の高い液体クロマトグラフ法に対し、相関係数0.99以上と高い相関性があり、高精度な測定が可能です。
2. 操作は簡単、多検体でも迅速に測定
 専門知識は不要、どなたでも簡単に測定できます。前処理から測定までの全工程に要する時間は、10検体同時に処理した場合約4時間で、従来装置の約5時間に比べ迅速に測定できます。さらにそのうち測定者が直接操作に関わる時間は、同じく10検体同時処理の場合約2時間で、従来装置の約4時間に比べ約50%短縮され、大幅な負担軽減・能率向上を可能としました。
3. 試薬の保管、廃液処理の負担を軽減
 従来装置には必要であった劇物等を一切使用しないため、試薬の保管や廃液処理にかかる負担を軽減できます。

■測定までのおもな流れ

(1)恒温振とう培養器で米からGABAを抽出 (2)前処理の後、マイクロプレートで試薬と反応 (3)マイクロプレートリーダー(測定器)でGABA含量を測定 (4)PCに測定結果を表示

■仕様

型式 RGMD1A
測定対象 玄米、精白米(無洗米)
測定項目 γ -アミノ酪酸(GABA)
定量下限値 1mg/100g
測定環境 15℃~35℃
最大処理検体数 20検体
主な付属品 小型微量遠心機、試験管ミキサー、分析天秤、マイクロピペット、ピペットチップ、チューブ、遠沈管、GABAlyzerソフトウェアほか
寸法 マイクロプレートリーダー(測定器):幅190mm×高さ203mm×奥行420mm
恒温振とう培養器         :幅270mm×高さ240mm×奥行360mm

以上

(本リリースへのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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