経営関連
2016.07.04
No.16-022 /2016年7月4日
サタケ・ヨーロッパは、本年4月、西アフリカのコートジボワール共和国に「サタケ・コートジボワール駐在事務所」を開設し、アフリカ市場での本格的な活動を開始しました。
サタケのアフリカへのビジネスは、1980年代の政府開発援助(ODA)による輸出を端緒とし、1998年にイギリス支店(SUK)を開設後、エジプトや南アフリカ共和国に代理店を設けるなど、現地の経済・インフラ状況やニーズを勘案しながら徐々に市場に進出してきました。
近年、堅実な経済成長を続け今後の伸びも期待できることから、本年4月、イギリスの現地法人サタケ・ヨーロッパ(SEU)※の出先機関として、西アフリカのコートジボアール共和国に駐在事務所を開設しました。本駐在事務所は現地法人ではないため、顧客との直接的な契約行為は行いませんが、現在1名が広報宣伝活動・サービス・関係機関との折衝などの主業務を鋭意進めています。
商圏としては、北緯10度近辺の西アフリカの国々(ナイジェリア、コートジボワールなど)と、北アフリカ(モロッコ、チュニジアなど)が主な取引相手国となっています。今後、経済成長と共に市場拡大が見込まれ、穀物加工分野にも近代化・大型化の需要が到来すると期待しており、将来的には現地法人化を目指しています。
西アフリカでは、農業(コーヒー、カカオ、パーム油、米、トウモロコシ、カシューナッツ等の栽培)が主要産業ですが、主に米が主食で消費量は毎年平均6%増加しています。サタケは、製品や加工技術により、米の品質や付加価値を高めることができると考えています。また、コートジボワールでは政府の方針で、米の生産拡大に重点が置かれており、付随して精米加工設備の設置が見込まれます。コーヒーやカシューナッツ分野でも同様な方針を取っており、不純物除去のための粗精選機や光選別の需要も高まるのではないかと考えています。
以上
※2010年、従来のイギリス支店を格上げし、新たに現地法人「サタケ・ヨーロッパ(SEU)」を設立した
【サタケ・コートジボワール駐在事務所の概要】
以上
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