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サタケ八重山ヤシ記念館 来館者数が2万人突破

2016.03.24

No.16-010 / 2016年3月24日

サタケ八重山ヤシ記念館 来館者数が2万人突破

―2万人目の来館者にGABAライスなど贈呈―

サタケ八重山ヤシ記念館 2万人目の来館者
(向かって左から児玉さん、川上さん)

 公益財団法人サタケ技術振興財団(理事長:佐竹利子、所在地:広島県東広島市西条西本町2-30)が開設した「サタケ八重山ヤシ記念館」(沖縄県石垣市字桴海554番地)の来館者が、3月19日に累計2万人を突破しました。2万人目の来館者には、無洗米GABAライスなどの記念品が贈られました。

 「サタケ八重山ヤシ記念館」は、石垣島に自生する「リュウキュウヤエヤマヤシ」が新種であることを初めて発見し、学名である「サタケンチャ・リュウキュウエンシス」にその名を残す、ヤシ研究の世界的権威者・佐竹利彦の志を偲ぶとともに、石垣市民の皆様をはじめ多くの方々にヤシを紹介し、地域振興や植物学の発展に貢献することを目的として、2005年1月に開館しました。

 世界の代表的なヤシの種子やリュウキュウヤエヤマヤシの生態に関する展示のほか、屋上から眺望できるリュウキュウヤエヤマヤシの群落と川平湾の風景などが好評を博し、開館以来、多くの来館者をお迎えしてきました。さる3月19日には、ついに来館者数が累計2万人を突破。2万人目の来館者となった地元・沖縄県からお越しの川上達輝さん、児玉沙耶香さんのお二人には、無洗米GABAライスやヤシ加工品などの記念品が、同館の管理会社である有限会社原商事・川原絹子社長より贈られました。

 同財団では、開館10周年となった昨年1月に向けて、周辺道路の改修や駐車場の拡充などを行い、来館者の利便性向上に努めてきました。今後も、石垣観光の振興とヤシについての認知度向上に取り組んでいく考えです。

 (サタケ八重山ヤシ記念館の詳細については別紙を参照)

以上

別紙

サタケ八重山ヤシ記念館の詳細

サタケ八重山ヤシ記念館 外観

■施設概要

 名称  :サタケ八重山ヤシ記念館
 所在地 :沖縄県石垣市字桴海554番地
 電話番号:0980-84-4568(FAX兼)
 開設年月:2005年1月
 開設者 :公益財団法人サタケ技術振興財団
 建物  :鉄筋コンクリート造2階建て
 入館料 :300円(小学生以下無料)
 開館時間:9時~17時
 休館日 :年中無休
 交通アクセス:石垣空港より車で15分、
        定期観光バスで20分





■主な展示内容

 世界のヤシゾーン   :世界代表的なヤシ105種類と珍しい種子を紹介
 サタケンチャゾーン  :佐竹利彦が石垣島で新種であることを発見したサタケンチャ
 人の暮らしとヤシゾーン:世界各国の暮らしの中で活かされているヤシ
 ヤシ博物館ゾーン   :日本・世界にあるヤシ博物館を写真で紹介
 ヤシコレクションゾーン:世界最古のヤシ辞典やココナッツパール、ヤシの化石など、佐竹利彦が世界中
             から集めたコレクションを展示・紹介
 展望台        :展望台からの東シナ海・川平湾は絶景

世界のヤシゾーン

サタケンチャゾーン

■公益財団法人サタケ技術振興財団について

 株式会社サタケが1984年3月6日、技術開発研究の推進と助成、研究者の人材養成、植物学研究の援助及び助成等を主な目的に設立したもの。

■佐竹利彦について

 サタケの二代目経営者であるとともに、ヤシ科植物研究の世界的権威者でもあった佐竹利彦。23歳(1933年)の時、知人から貰った一本のビロウ(ヤシの一種)苗の姿態に惹かれたことが、ヤシ科植物の研究を始めたきっかけ。当時、日本の学界では、ヤシ科植物は事実上研究されておらず、参考になる文献も資料もほとんどないことに愕然としたが、そのショックがヤシ科植物研究の強い刺激となった。
 利彦は52歳(1962年)の時、ヤシ科植物を11亜科29族253属3333種とする新分類を発表し、世界に5人いると言われる世界的権威者の一人となった。また戦後間もないころから、当時ヤシ科植物研究の最高権威者であった米国コーネル大学のムーア教授(Dr.H.E.Moore,Jr.1980年没)との親交もあった。
 利彦は、石垣島と西表島にのみ自生する「リュウキュウヤエヤマヤシ」が新種のヤシであることを発見し、ムーア教授がその学名として「佐竹」の名を取り、Satakentia Liuiuensis(hatusima)と命名した。これらの研究成果は高く評価され、東京農業大学ならびに広島大学より利彦に対し、名誉博士号が授与された。
 また、利彦が永年に亘り、世界各国から収集したヤシ・ソテツ78種230株及び約500種のヤシの種、サンプル、文献等は、世界的にも大変貴重な学術資料とされている。

以上

(本リリースへのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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