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サタケタイランド アジアのハブ工場目指す

2013.03.11

2013年3月11日

海 外

サタケタイランド アジアのハブ工場目指す

--- 洪水被害から完全復興 新工場増設で事業拡大を図る ---

 サタケ(本社:東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)のグループ会社であるサタケタイランド(略称:STH、所在地:タイ国 パトムタニ県 バンカディ工業団地、社長:田中章一)は、2011年の大洪水の被害から完全復興するとともに、2012年7月には新工場を増設し、アジアのハブ工場として事業の拡大と安定を図っています。

サタケタイランド全景(手前側:従来工場、奥側:新工場)
サタケタイランド全景(手前側:従来工場、奥側:新工場)

 近年、アジア地域の経済が発展し、サタケタイランド(以下、「STH」)の売上げもタイ、インドに加え、ミャンマーやインドネシアなどのアセアン各国向けに年々伸びており、アジア市場におけるSTHの役割がますます高まってきました。特にタイでは籾摺り精米プラントの大型化が進んでいるほか、2012年に米輸出国で世界1位から3位に転落したことを受け、2013年以降に1位復帰を期していることもあり市場の拡大が見込めます。このような状況を背景に、今後の事業拡大とアジアのハブ工場としての機能強化を図るべく、2012年7月、既設工場に隣接する区画を買収し新工場を増設しました。当初は別の区画を検討していましたが、隣接した日系企業が洪水を機に撤退したため、STHが土地・建物込みで入手しました。完成後は順調に稼働しており、籾摺り精米プラント機器を生産しています。新工場は敷地面積7,700平方メートル、延べ床面積2,500平方メートルで、投資額は7千万バーツ(約2億1千万円)。今回の増設によりSTHの年間生産能力は従来の約1.5倍となり、売上目標も3年以内に2012年度売上(11億3千万バーツ:約32億円)の1.5倍を掲げています。

 STHは1986年に設立した海外工場で、籾摺機や精米機などを生産し、主にアジア市場に供給しています。2011年にタイ国内に甚大な被害をもたらした洪水のため、工場敷地内の水深が最大3mに達し、機械設備類の多くが浸水の被害を受けましたが、懸命な復旧活動により2012年2月29日に従来の生産体制に戻りました。また、STHがある工業団地の周りをすべて囲むように防水堤の建設工事が進められており、完成後は洪水の直接被害を回避できるものと考えています。

以上

(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

【STH新工場について】

  1.事業者  :サタケタイランド(STH)
  2.所在地  :タイ国 パトムタニ県 バンカディ工業団地
  3.代表者  :田中章一(STH社長)
  4.敷地面積 :7,700平方メートル(STH全体では20,000平方メートル)
  5.建屋面積 :2,500平方メートル(STH全体では11,000平方メートル
  6.完成日  :2012年7月
  7.投資額  :7千万バーツ(約2億1千万円)
  8.生産品目 :籾摺り精米プラント機器(籾摺機、精米機、研米機等)


新工場の外観


新工場の内部

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