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サタケ創業者 佐竹利市生誕150年を迎える

2013.01.08

2013年1月8日

記 念

サタケ創業者 佐竹利市生誕150年を迎える

--- 不屈の魂で日本初の動力精米機を開発 ---

 本年3月、サタケ(本社:東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)の創業者で、日本で初めて動力精米機を発明した佐竹利市の生誕150年を迎えます。

創業者 佐竹利市

創業者 佐竹利市

 佐竹利市(1863年?1958年)は父利助、母スワの長男として、安芸国賀茂郡寺家村(現広島県東広島市西条町)で生まれました。幼少の頃から神童と呼ばれ、13歳の時、地租改正のための土地測量や地積計算を村役場から任されたりするなど、村で評判の大変利発な子供でした。15歳の時、人力を使わず精米する機械の発明を志し、当時足踏み式精米機で行われていた重労働で非効率的な精米作業からの脱却を目指しました。その後、生来の才能を買われ用水地の管理長や鉄道建設の主任技師を務めるなど、多忙な青年期を過ごし、33歳にして念願の精米機開発に着手しました。

 数多くの難問や試練が立ちはだかる中、利市は不屈の魂で開発に没頭し、ついに1896年、日本で最初の動力精米機を完成させ、併せて佐竹機械製作所を創立しました。その後も、精米機や発動機の開発を続け、1908年に金剛砥石を使用した画期的な精米機「竪型金剛砂精米機」を世に誕生させました。この精米機こそ、のちに酒造界に革命をもたらす吟醸酒の誕生につながりました。 

 利市が近代精米の幕を開け、その志は長男である二代目利彦に受け継がれました。以後、精米加工分野のあらゆる機械を開発し、乾燥・籾摺分野にも進出しました。さらに三代目覚、四代目利子(現代表)は小麦製粉分野や炊飯・食品加工分野を開拓し、日本のみならず世界約150か国にサタケの製品をお届けしています。サタケは、創業者利市のフロンティア精神とお客様を大切にする気持ちを忘れることなく、これからも世界の食文化に貢献したいと考えています。

以上

(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

【佐竹利市略歴】

 1863年(文久3年)  利助・スワの長男として誕生
            (3月3日、この日を「佐竹製作所(現サタケ)」の創立記念日とする)
 1868年(明治元年)  叔父に算数を学ぶ(満5歳)
 1875年(明治8年)  土地測量に従事(2年間)
 1878年(明治11年)  並滝寺池の管理長(至 1892)
 1893年(明治26年)  山陽鉄道工事の技師
 1894年(明治27年)  京都・奈良鉄道工事の技師
 1896年(明治29年)  日本で最初の動力精米機を開発 佐竹機械製作所創立(34歳)
 1923年(大正12年)  広島県発明協会創立副委員長、同理事に就任
 1939年(昭和14年)  佐竹製作所社長に就任
 1943年(昭和18年)  佐竹製作所会長に就任
 1944年(昭和19年)  藍綬褒章(農機具業界最初の受章)
 1958年(昭和33年)  没(9月25日、享年95)、正六位勲四等瑞宝章を受章


日本で最初の動力精米機
「4連唐臼搗精機」


吟醸酒誕生につながった竪型金剛砂精米機
「41年式第2佐竹精穀機」

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