製品・技術
2012.06.04
2012年6月4日
新製品
サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)は、業務用連続炊飯ライン用として業界初の「加圧式IH炊飯機」を開発、6月1日より新発売しました。
加圧式IH炊飯機 |
業務用連続炊飯ラインでは一度に多くのご飯が炊ける大型炊飯釜を使用しています。大型炊飯釜は小型のものに比べ炊飯した時に炊きムラが生じやすく、いかにムラを無くすかが課題でした。サタケはこれまで、炊飯時のムラを防ぐため釜の形状を丸底にするとともに、IHコイル(※)で火力をコントロールして釜内の対流を促進する、丸釜IH炊飯機を生産・販売してきました。
今回サタケが開発した「加圧式IH炊飯機」は、この丸釜IH炊飯機の利点を継承しつつ、新たに加圧機構を加えることで釜内の圧力を1.2気圧まで高め、106℃の高温炊飯が可能となりました。米一粒ひとつぶの芯までしっかり熱が伝わるため、よりムラの少ないふっくらとした美味しいご飯に炊き上げることができます。
また高温炊飯により一粒ひとつぶの米の糊化が十分に行われるため、炊飯後に時間が経過しても硬化や食味劣化が進みにくく、ご飯の美味しさを長く維持することができます。さらに、炊飯中に発生する蒸気を逃がさず配管を通して集中排気するため、炊飯室に蒸気が充満することなく、常に乾燥した清潔な環境を保つことができます。
メーカー希望小売価格は3,276,000円(消費税込)。炊飯工場や給食センターなどを対象に、年間100台の販売を目標としています。
※IH...Induction Heating(電磁誘導加熱)の頭文字を取ったもの。コイルに電流を流して、そこで発生する磁力線の力を使って釜そのものを発熱させて炊飯する。
(注)本商品は、株式会社プロシスタス(〒189-0003東京都東村山市久米川町4丁目3番地25)との共同開発機種です。
以上
(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
この製品についての詳細はこちら→加圧式IH炊飯機
釜内を1.2気圧まで加圧し、106℃の高温で炊飯。米一粒ひとつぶの芯までしっかり熱を伝えます。
高温炊飯により一粒ひとつぶの米の糊化が十分に行われるため、硬化や食味劣化が進みにくく、ご飯の美味しさを長く維持することができます。
炊飯中に発生する蒸気を逃がさず配管を通して集中排気するため、炊飯室に蒸気が充満することなく、常に乾燥した清潔な環境を保つことができます。
型式 | MIH070S1 |
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炊飯能力 | 最大7.0kg(生米) |
定格電力 | 三相200V 13kW |
登録可能アイテム数 | 400 |
機体質量 | 127kg |
寸法 | 幅790×奥行790×高さ956(mm) |