経営関連
2012.03.14
2012年3月14日
営業
増川和義 調製機事業本部長 |
株式会社サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)の増川和義調製機事業本部長(常務執行役員)は、2012年度の調製機事業本部の営業活動について、以下のコメントを発表しました。
【2011年度の事業結果】
昨年は、東日本大震災や台風被害などの自然災害、長引くデフレや超円高など、わが国にとって非常に厳しい年となった。また、農業分野にも影響を与えるTPP問題は賛否両論あり、現在も先行き不透明な状態にある。このような状況の中、調製機事業本部の売上・利益はわずかながら前年を上回る結果となった。
【2012年度の事業計画】
1) 市場見通し
小中規模農家の生産委託、農地の集約化と営農集団の増加などにより、農家戸数の減少は否めず、日本経済の停滞感と相まって前年並みと判断している。
2) 売上目標 対前年比110%
3) 基本方針
「元気発信、ワクワク発信」
(1) お客様の利益につながること
(2) お客様のお役に立てること
(3) お客様の要望や困りごとに対応すること
4) 基本施策
(1) 遠赤乾燥機「ソラーナ NEXT GRAND」と光選別機「ピカ選?」の積極的推進
・ 目標台数:「ソラーナ NEXT GRAND」2,000台、「ピカ選?」3,000台
・ 「ソラーナ NEXT GRAND」は50石以上の需要が多く、高機能性と割安感をアピール
・ 「ピカ選?」は6インチ・8インチ籾摺機対応の3.2トンタイプが加わり、ラインアップが充実したことで幅広いニーズに対応
(2) 高付加価値商品の提案営業
・ 多様化する経営体への総合的施設の提案
・ 6次産業化に適応する多目的電気乾燥機(野菜・果物等)を年度内に発売予定。小型製粉機との組合せで新しい市場を開拓
・ 「米を食べてもっと元気な人を創る」という会社のビジョンに基づき、GABAライスを使ったおむすびを展示会等で紹介(地元の米をGABAライスにして実施)
(3) 営業体質・サービス体制の強化
・ 客先への訪問頻度を高めることによる情報提供と信頼関係の強化
・ 辻説法の実施による製品知識の向上
・ 女性社員の積極的登用
・ 乾燥機2年間無償点検の継続実施
5) その他全般
(1) 農家戸数の減少が、一方では農業の大規模化につながっている。機械設備も大型化することが予測されるので、それに対応した製品開発と営業展開を行う必要がある。
(2) 市場見通しは前年並みであるが、製品力と営業力を高めることにより活路を見出せると考えている。
(3) 「ソラーナ NEXT GRAND」と「ピカ選?」は本年度の最重要製品であり、2本柱として積極的な営業活動を行う。
(4) 山本製作所との共同開発により、良いものをより安く提供するという時代にマッチした製品の開発を行うことができ、製品の市場競争力が高まってきた。
(5) 営業に王道はなく、展示会への積極的出展と説明、お客様への数多い訪問など地道な営業活動を通して農家にPRしていく。また単なる御用聞き営業でなく、コンサル営業(提案営業)によるアドバイザー的なアプローチが必要。
(6) 農業の6次産業化の潮流は見逃せない。6次産業化をうまく活用することで農家の所得向上につながる。そのため生産・加工・販売の工程において当社の技術・製品を活用していただけるよう積極的に取り組む。
ソラーナ NEXT GRAND |
ピカ選? |