製品・技術
2011.06.20
2011年6月20日
新製品
小型製粉機(SRG05A) |
サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)は、少量から製粉でき、個人事業者(農家やパン屋、レストラン等)に最適な小型製粉機(型式:SRG05A)を開発し、7月1日より販売を開始します。
近年、食糧自給率向上や地産地消の考えのもと、米粉が注目を集めています。小麦の代替品としてパンやお菓子づくりに使用できる粒子の細かい米粉は個人での製粉は難しく、製粉業者への委託製粉か、販売されている米粉の購入が一般的でした。しかし、6次産業化を目指し、生産者が自分で生産した米を加工し商品として販売するケースも年々増え、個人や小規模事業主から少量製粉できる低価格の小型製粉機を求める声がありました。
今回発売する小型製粉機は、200gから5kgと少量製粉が可能で、静音設計・省スペースで設置できるため、レストランやパン屋などの厨房にも設置できます。シンプルな構造でメンテナンスも容易です。対象原料は、白米の他に玄米、そば、大豆、とうもろこし等と用途に合わせて幅広く使用可能です。粉砕方法は衝撃式粉砕を採用。浸漬白米(※1)の製粉が可能で、平均粒度70μmという細かい粒度(乾燥した白米は平均粒度120μm)を実現するとともに、損傷澱粉(※2)を少なく抑えるため、しっとりふくらむ米粉パンをつくることができます。
価格は262,500円(税込)と低価格を実現。年間販売目標は200台。今後、気流粉砕方式の大型製粉機も発売予定です。
(※1)浸漬白米:一度水に浸漬(夏60分、冬90分)し、表面水分を乾燥させた白米
(※2)損傷澱粉:製粉時に過度な力が加わることによって発生する傷の多い澱粉。製パン時に水を含み過ぎてしまうため、生地が分離する原因になる
以上
白米200gから製粉することができ、個人でも自家製粉による米粉パンの原料製造ができます。
原料投入後の操作は起動スイッチを入れるのみで、誰でも簡単に操作できます。シンプルな構造なので、粉砕部を開けば、付属のハケで容易に掃除ができます。
省スペース設計、キャスター付きなので、楽に移動できます。運転音は70デシベル(当社調べ)と小さく、厨房などでも使用できます。
米粉パンに適した細かい粒子に製粉できます。付属の7種類のスクリーン(穴径0.5―5.0mm)をセットすることで、パンやお菓子、せんべい、だんごなど用途に応じた粒子サイズの米粉をつくることができます。
玄米、そば、大豆、とうもろこし等の原料も粉砕可能です。
型式 | SRG05A |
---|---|
寸 法 | (W)355mm×(D)540mm×(H)890mm |
処理能力 ※1 | 白米:5kg(浸漬白米:2kg)/h (対象原料、原料水分、粉砕スクリーンにより異なります) |
所要動力 | 単相100V 750W |
粉砕スクリーン | φ0.5―φ5.0mmまで7種類 |
粉砕粒度 ※2 (粉砕スクリーンφ0.5mm) |
白米:平均120μm 浸漬白米:平均70μm |
対象原料 | 白米、玄米、そば、大豆、とうもろこし 等 |
粉砕方式 | 衝撃式粉砕 |
ホッパ容量 | 白米:3kg |
最小ロット | 白米:200g |
※1 約1時間運転ごとに30分程度休止する必要があります
※2 原料性状により、変動があります
250,000円(税込262,500円)
機械内部 |
粉砕部の構造 |
(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。