製品・技術
2010.12.02
2010年12月2日
新製品
サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)は、米穀店、精米工場およびライスセンター向けとして高性能・低価格の新型光選別機(型式:ES01AM)を開発し、12月1日より販売を開始しました。
昨今、米穀業界でも食の安全・安心への対応が進んでおり、コンタミネーション防止やトレーサビリティ対応など、様々な取り組みが行われています。一方、消費者の関心や要求レベルが高まるにつれ、生産者サイドの設備・対応コストが増加し、業界では高性能かつコスト負担の少ない装置システムが求められていました。サタケはこのような状況に対し従前の考え方や技術を革新し、市場のニーズに的確に応えるべく新型光選別機「ピカ選グランド」を開発しました。
は、昨年発売し好調なセールスを記録している農家用小型光選別機「ピカ選」の新しい設計思想を継承しつつ、業務用光選別機「マジックソーター」を超える選別精度の高さと低価格を実現した、コストパフォーマンスの高い新時代の光選別機です。うるち米・もち米に対応し、処理能力は玄米で0.4―2.6トン/時間、白米で0.4―2.9トン/時間。
性能面の特長として、フルカラーCCDカメラ(RGB対応)を新開発し、「フルカラーCCDカメラ+近赤外線カメラ(NIR)+デジタル画像処理」のサタケ独自の技術により、1)光の三原色である赤・緑・青(RGB)の情報を取り込み、良品と色合いの差が少ない不良品を高精度に選別除去する、2)NIRにより良品と同色の異物(樹脂・石・ガラス等)を高精度で選別除去する、3)高い選別精度による歩留りの向上などがあります。また、機能・操作面では、4)光源を蛍光灯⇒冷陰極管(CCFL)、ハロゲンランプ⇒LEDに変更し性能向上と高寿命化、5)指先で画面をスクロールできる業界初の大型タッチパネル採用による直感的な操作、6)メンテナンスが必要なパーツは容易に取り外し可能などを実現しました。さらに、7)メーカー希望小売価格を6,900,000円(税込7,245,000円)に設定。同クラスの従来機(マジックソーターRMGS210)の11,700,000円(税込12,285,000円)に比べ約41%のプライスダウンとなっています。年間販売目標は1,000台。
以上
高性能フルカラーCCDカメラ・近赤外線カメラとサタケ独自のデジタル画像処理により、不良粒の性状を捉えて確実に除去できます。
高精度カメラユニット |
選別のしくみ |
胚芽残存粒や活青粒の選別精度が高まったことにより、歩留りが向上しました。
大型カラー液晶タッチパネルと新しいヒューマンインターフェースの採用により、指先で画面をスクロールでき、直感的な操作が可能になりました。
大型カラー液晶タッチパネル
サタケ独自の自動画質調整機能と高寿命光源である冷陰極管(CCFL)とLEDの採用により、安定した性能を維持することができます。
高寿命光源「CCFL & LED」
メンテナンスが必要なパーツは容易に取り外しが可能ですので、運転終了時の清掃が簡単に行えます。
型式 | ES01AM |
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処理能力 ※1 | 玄米:0.4―2.6(t/h) 白米:0.4―2.9(t/h) |
主な用途 | 1.うるち:玄米・白米 2.もち:玄米・白米 3.その他(小麦・大麦・乾籾・雑穀・ペレット等)※2 |
所要動力 | 三相200V 1.5kW |
エア消費量 | 240(Nl/min) |
センサ | フルカラーCCD×2基 NIR(近赤外線カメラ)×1基 |
光 源 | CCFL冷陰極管、近赤外線LED |
搬送機 | フィーダー×2基、2次選別用昇降機×2本 |
耐久時間 | 36,000時間 |
操作パネル | 液晶タッチパネル |
機体質量 | 230kg |
※1処理能力は、原料中の不良品混入率によって異なります。
※2その他原料については別途オプションのソフトウエアが必要です。
また処理能力は原料の状態、種類によって異なります。
6,900,000円(税込7,245,000円)
(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
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