製品・技術
2010.06.02
2010年6月2日
新製品
玄米粗選機(オプション装着時) |
精選石抜機 |
6月1日、サタケ(代表:佐竹利子)は、精米工場の玄米選別設備として「玄米粗選機(SDLA20A)」と「精選石抜機(SG120A)」の2機種を新発売しました。なお、6月8―11日に東京ビッグサイトで開催される「FOOMA JAPAN 2010」にて実機展示します。
精米工場では、安全で安心な製品を生産するため、さまざまな選別機を設置しており、玄米選別工程においても比重差や振動を利用した選別機を用いて異物を除去しています。このたびサタケは、処理能力の向上、機内残粒排出工程の時間短縮及び、選別度合いの調整可能など、効率化や操作性向上を図った玄米選別設備を2機種新発売しました。
玄米粗選機(SDLA20A)は、回転型スクリーンによって、玄米に含まれる紙ひも、ビニールや木くずなどを除去します。弊社従来機種に比べ、機械寸法を約1/2とコンパクト化し、省スペース設置が可能です。また、オプションの風力選別機を装着すれば、風力によって軽い塵埃なども除去することができます。
精選石抜機(SG120A)は、玄米に含まれる石などを除去する装置で、選別終了後に機内の残粒をエアーによって次工程へ搬送する、自動残粒排出機能を搭載しています。これにより、残粒排出時間が約3分と従来機種の約1/2に短縮することが可能となり、選別ライン全体の効率化に寄与します。
標準小売価格は玄米粗選機、精選石抜機いずれも3,465,000円(消費税込)。年間販売目標台数は玄米粗選機が10台、精選石抜機は20台(詳細別紙)。
以上
回転型スクリーンにより、玄米中の夾雑物(ワラ、紙ひも、糸くずなど)を最大20t/hの大流量を確保したまま除去します。
原料に合わせてスクリーンの回転数と角度を変えることにより、選別の度合いを調整できます。
コンパクト設計なので、付帯設備を含めて小さなスペースで設置できます。また、振動が少ないため設置場所を選ばず、補強等にかかるコストを削減できます。
点検口が大きいので(正面開口約1,000mm)、スクリーンの清掃が楽に行えます。
型式 | SDLA20A |
---|---|
選別対象 | 玄米に含まれる夾雑物(ワラ、紙ひもなど) |
処理能力 | 最大20t/h |
スクリーン | 外形φ900mm 長さ540mm×2 4×20長穴 開孔率約45% |
所要動力 | 三相200V 1.5kW |
回転数(※1) | 13rpm |
機体質量 | 600kg |
オプション | 風力選別機 |
(※1)回転数は流量によって変わります。
選別異物例
※グレー部分はオプション |
本 体 ・・・3,465,000円(消費税込)
オプション(風力選別機)・・・1,785,000円(消費税込)
石排出後、選別スクリーン上の残粒をエアーによって機外へ自動的に排出します。
自動残粒排出後、選別スクリーン上に原料はほとんど残りません。
自動残粒排出機能によって、排出時間が従来機種の約1/2になりました(約3分)。
型式 | SG120A |
---|---|
選別対象 | 玄米に含まれる石(比重2.2以上) |
処理能力 | 2―7.2t/h |
所要動力 | 三相200V 本体1.5kW ブロワー0.75kW(残粒排出のみ) |
風量 | 4m2/min×2 |
静圧 | 0.5kpa |
機体質量 | 585kg |
選別異物例
本 体 ・・・3,465,000円(消費税込)
以上
(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。