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「野菜・果物の残留農薬一斉分析サービス」開始

2008.06.26

平成20年6月26日

サービス

「野菜・果物の残留農薬一斉分析サービス」開始

--- 分析項目も180から466成分に大幅拡大 ---

 サタケは、平成18年5月より施行されたポジティブリスト制度※1に伴い、「米の残留農薬一斉分析サービス」を行なって参りましたが、このたび新たに「野菜・果物の残留農薬一斉分析サービス」を平成20年7月1日より開始します。

残留農薬分析作業

残留農薬分析作業

 近年、消費者の食品に対する安全・安心についての関心は益々高くなっており、日本人の主食である米はもとより、野菜・果物に関しても、年産・産地・品種だけでなく重金属含量や残留農薬などさまざまな情報の開示が求められるようになっています。

 サタケは、基本コンセプトである「安全・安心・美味・健康」の一環として、「米の残留農薬一斉分析サービス」を実施して参りましたが、お客様から「野菜・果物についても分析してほしい」との要望を受け、新たに「野菜・果物の残留農薬一斉分析サービス」を開始しました。また、一斉分析項目もこれまでの180から466成分に拡大し、高い水準で分析できるようになりました。これにより、生産者や流通関係者に、より確実に残留農薬を確認していただき、消費者の方々に安心して食べていただけるようサービスを行なっていきたいと考えています。

※1国内に流通する食品に残留する農薬・動物用医薬品及び飼料添加物について、残留基準を設定し、これが定められていない農薬等が一定量以上含まれる食品の流通を原則として禁止する制度

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【残留農薬一斉分析サービスの概要】


1.開始日:平成20年7月1日

2.窓口(受付):サタケ 穀物分析センター

3.内 容:

(1)分析方法および特徴

・分析方法:残留農薬一斉分析法

高速溶媒抽出装置※2を用いた前処理と, GPC-GC/MS※3およびLC/MS/MS※4を組み合わせて分析する方法

〈特徴〉

①高速溶媒抽出装置の使用による効率化で、公定法※5と比較し分析検体数増加

 (最大24検体/日の分析が可能。公定法ではおよそ12検体/日)

②検査料金の低価格化(一般的な公定法に比べ1/2-2/3程度)

③検査値の正確さは公定法と同等以上


(2)定量下限値

定量下限値は概ね「0.01ppm」で,ポジティブリスト制度に対応
(農薬の種類により若干の変動あり)

(3)分析対象

・米:玄米,精米(白米),無洗米
・豆:大豆
・野菜:キャベツ,レタス,きゅうり,トマト,なす,はくさい
・果物:イチゴ
上記以外については、相談に応じる

(4)必要検体量

・1kg以上(但し、必要量を確保できない場合は相談に応じる)

(5)分析項目

・466成分一斉分析
・235成分一斉分析
・ 20成分一斉分析(466成分から選する)

(6)分析料金

・466成分一斉分析  84,000円(税込)/1検体
・235成分一斉分析  52,500円(税込)/1検体
・一括(6検体)同時一斉分析(235成分)47,250円(税込)/1検体
・ 20成分一斉分析  31,500円(税込)/1検体

(7)分析日数

・検体受領日翌日より7営業日以内

4.申込方法

(1)申込先

・カスタマーサポート本部 穀物分析センター
 Tel:082-420-8714、Fax:082-420-0005

・又は最寄りのサタケ各支店・営業所

(2)支払方法

・最寄りの営業所から請求書送付

※2 有機溶媒を使用して高温高圧下で物質の各成分(残留農薬など)を高速で正確に溶媒抽出するための装置。高温高圧下で溶媒の温度と圧力を上げて連続して抽出を行うため、所要時間が大幅に節約され、かつ抽出効率がよい

※3 ガスクロマトグラフ(GC)と質量分析計(MS)を結合した複合装置。有機化合物の定性・定量をする

※4高速液体クロマトグラフ(HPLC)とタンデム質量分析計(MS/MS)を結合した複合装置。GS/MSで測定できない農薬を分析する

※5 食品衛生法に基づいた分析方法



以上

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(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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