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不良品を取り除く光選別機「海苔選別機」を発売

2008.05.07

平成20年5月7日

新製品

不良品を取り除く光選別機「海苔選別機」を発売

--- 海苔に混入した色のついた異物を識別可能 ---

 このたび、サタケ(代表:佐竹利子)は、異物の混入した海苔や穴が開いたりしている海苔の不良品を選別除去する光選別機「海苔選別機」を開発し、5月20日から販売開始します。

サタケブース

海苔選別機

 「海苔選別機」は、海苔を1枚ずつ判定し不良品を除去する光選別機です。板状の乾燥海苔(210mmx190mm)に混入した異物をCCDカメラで検出します。海苔の製造工程で、板状に加工する工程でエビや糸くずなどの異物が混入したものや、加工機から脱落した装片が海苔に付着したものは不良品として選別します。また、穴が開いたり角が欠けたりしたものも不良品として選別します。これまで、他社製の選別装置はありましたが、色のついた塗装片を検出することができず市場からは選別精度を向上させたものが求められていました。
 「海苔選別機」は、このような市場の要望・現状に対応するため、サタケの光選別技術を余すことなく投入し開発した、衛生的で選別精度に優れた光選別機です。CCDカメラの画像をデジタル処理することにより赤ペンキや青ペンキなどの色のついた異物も識別できます。海苔が搬送される部分より上は全てステンレスを採用し、耐食・耐久性と除菌・防汚効果を高めています。希望小売価格は1,008万円(税込)で、海苔加工会社などへ年間30台の販売を計画しています。

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■「海苔選別機」の主な特長

優れた安定性

高感度高速CCDカメラ 画像傾き補正 ラベリング処理
高感度高速CCDカメラの採用。海苔に混入した色のついた異物や埋もれた異物を見逃しません。 撮影した画像の傾きを自動的に補正することにより、欠け、角欠け、幅不足、長さ不足、重なりを精度よく判別します。 ラベリング処理により、穴の大きさを精度よく判別します。
※ラベリング処理とは、海苔の表面に開いている穴に号をつけ、それぞれの穴ごとに大きさを計測する処理方法です。

使いやすい機能

大型カラータッチパネル 異物の位置を表示 異常箇所を表示
10.4インチカラー液晶タッチパネルを採用。視認性が高く、操作性に優れています。 異物の位置をタッチパネルに表示。異物の位置を一目で確認できます。 異常発生時に異常箇所を図で表示します。トラブルにもすぐに対応できます。

メンテナンスが簡単

自動清掃機能 光源交換が簡単 衛生的なステンレスボディ
自動清掃機能を搭載。カメラのレンズや光源が汚れたときは、自動的に圧縮空気を噴射して海苔粉などを除去します。 光学部は、工具を使わずに開放できるので光源交換も簡単です。 海苔が搬送される部分より上部の筐体は、全てステンレス製です。耐蝕、耐久性が高く除菌、防汚効果があります。

選別サンプル

赤ペンキ 青ペンキ 埋もれた異物

■「海苔選別機」の構造図

■「海苔選別機」の主な仕様

型式 LS2A2R, LS2A2L LS2A3R, LS2A3L
処理能力(枚/h) 最大 18,000 (1列あたり 9,000)
識別できる異物 貝殻、木くず、葦、わらくず、えび、虫、羽毛、塗装片(ペンキ)、金属くず、石、有色ガラス、有色ビニール
※異物の大きさの程度やアオノリ混入品を良品とする場合には、選別できない場合があります。
識別できる形状不良 穴、破れ、欠け、幅不足、長さ不足、重なり (不良品として識別する程度は調整できます。)
カメラ CCDカメラ 4個 1列あたり2個(表面、裏面検査用)
光源 反射検査用:カラー(RGB)LED 透過検査用:赤(R)LED,近赤外線(NIR)LED
電源(V) 三相200
所要動力(kW) 0.45
質量(kg) 435 445
消費エア量(NL/min) 200
不良品選別先 2か所 3か所

※LA2A3R,2A3Lは、不良品選別先が3か所あり、異物、形状不良(穴、れ、欠け)、重なりの不良品をそれぞれ任意の選別先に選別できます。(LS2A2R,2A2Lは不良品の選別先は2か所です)

■「海苔選別機」の主な仕様

型式 LS2A2R, LS2A2L LS2A3R, LS2A3L
希望小売価格(税込:円) 9,660,000 10,080,000

以上

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(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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