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4月1日「選別加工総合センター」が完成オープン

2008.03.28

平成20年3月28日

センター開設

4月1日「選別加工総合センター」が完成オープン

--- 選別のことならサタケへ ---

 株式会社サタケ(代表:佐竹利子)は、このたび広島本社ショールーム内に「選別加工総合センター」(SPIC:Sorting & Processing Integrated Center,愛称:スピック)を新設し、4月1日にオープンします。

選別加工総合センター

選別加工総合センター

 近年サタケでは、米麦の分野で培った技術をもとに、菓子・海苔などの食品に混入する異物の選別や、 家電・事務機器・自動車などのリサイクル加工など、幅広い業種のお客様に選別加工機を採用いただく ケースが急増しています。こうした需要の急増は、食の安全安心、資源のリサイクルによる環境保全など 近年の社会状況を反映する共通の課題に起因しており、様々な業界において、より高度で効率的な新しい 選別加工システムが求められています。
 これまでも米麦の分野に留まらず食品分野や工業分野など、様々な業界のお客様から〝サタケならできるのでは?〟という大変ありがたいリクエストを受けており、そうしたご期待に応えるべく、お客様からお預かりした原料をテストし、サタケ製品の性能を実感していただく、「加工・選別試験サービス」を行って参りましたが、この取組みをさらに強化したいという思いで、SPICの設立に踏み切りました。
 SPICは、お客様から依頼された原料を最新鋭の選別機・加工機でテストを行い、処理効果を確認できる施設で、食品用・工業用を問わず幅広い原料に対応できます。本センターのオープンにより、さらに多くのお客様にサタケの技術を知っていただき、お客様の課題を解決していくソリューション営業を、様々な業界に広げていきたいと考えています。

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1. 別加工総合センターの概要

(1) 面 積
660㎡(選別総合加工センターのみ)、高さは7m

(2) 機種数
31機種(加工9機種、選別17機種、テスト選別加工5機種)
今後、選別2機種を追加導入する予定

(3) 選別加工試験の対象物例
豆類・・・ウズラ豆、小豆、緑豆、バンバラ豆、レンズ豆、大豆、黒大豆、モヤシ豆、ササゲ、 コーヒー(生豆、焙煎豆)、エンドウ豆、空豆

雑穀・・・キビ、稲キビ、タカキビ、モチキビ、ヒエ、白ヒエ、アワ、モチアワ、アマランサス、キヌア、ハト麦、 トウモロコシ、ソルガム

ナッツ類・・・アーモンド、カシューナッツ、マカダミアンナッツ、ピスタチオ、ピーナッツ、くるみ

種子・・・白菜、大根、カボチャ、カブ、トウガラシ、枝豆、キャベツ、小松菜、ホウレンソウ、ニンジン、 ヒマワリ、花

プラスチック関連・・・バージンペレット(ナロン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアセタール) リサイクル(廃プラスチック、廃発泡スチロール、ペットボトル粉砕品、バンパー粉砕品)

米・・・籾、うるち玄米、もち玄米、発芽玄米、胚芽米、酒米、白米、パーボイル米、特定米、破砕米、 古代米(黒米、赤米)、未熟米、長粒種、中粒種

麦・・・小麦、デュラム小麦、発芽小麦、裸麦、大麦、ばいせん大麦、ビール大麦、大麦麦芽、オーツ麦、 エン麦(カラス麦)

その他・・・麻の実、綿、ソバ、ダッタンソバ、シソ、ゴマ(白、黒、焙煎)、エゴマ、青海苔、 チューインガム、カラシ、岩塩、カキ殻、キクラゲ、ハーブの葉、大豆胚芽、大豆加工品、麦チョコ、 柿の種、しらす、わかめ、寒天

(4) 選別加工試験の申込方法と流れ
①電話、FAX、Eメールでの受付
(電話: 082-420-8303、FAX: 082-420-0009、e-mail: info@senbetsu.com)
② お客様と協議し内容決定
③ サンプル受領
④ 試験業務遂行、報告書作成
⑤ サンプル、報告書送付
※加工試験は有料にて承ります。一般価格は30,000円から200,000円程度

2. 選別加工分野の具体事例

これまでの選別加工試験の実施により、成約した具体案件は以下の通り。

(1)食品分野

食品業界を取巻く環境も変化し、消費者は異物混入などの食品の安全性に非常に敏感になっており、商品への不良品混入を防止するために、食品業界にとって選別精度を向上させる取組みが課題となっており、その解決のため、光選別機の採用が加速すると思われます。

①豆菓子メーカー
大手豆菓子メーカーでは、サニタリー性に優れた光選別機フルカラーベルトソーター(ドライ・ウエットタイプ)を豆を焙煎加工した後の選別工程に設置し、変色した豆や薄皮が付着した豆を除去する目的で使用しています。

②味噌メーカー
大手味噌メーカーでは、光選別機フルカラーベルトソーターを導入し、原料大豆を徹底的に選別することにより、より高品質で安全な味噌づくりをしています。

③海苔メーカー
大手海苔メーカーでは乾海苔(板海苔)の選別を目的に、光選別機シートソーターを導入しました。本選別機の導入により、海苔表面に付着した異物(ペンキ付着・貝殻・木屑・金属片等)や、形状不良(穴・破れ・長さ不・重なり)などを高精度デジタルカラー画像処理で全自動選別し、より高品質で効率的な選別作業ができるようになりました。

(2)工業分野

①自動車メーカー
マツダ株式会社は、市場損傷バンパーを回収し、粉砕・表面の塗膜除去をすることでバンパーからバンパーの再生を実現しました。サタケの光選別機マジックソーターの技術を応用し、塗膜剥離工程後の再生ペレットを選別工程にかけ、塗膜が除去しきれていないペレットを光学センサーにより検知・選別して取り除く技術を取り入れています。これにより塗膜剥離率を従来の98.5%から99.9%程度にまで高めることができ、バンパーからバンパーへのリサイクルが可能になりました。

②家電メーカー
家電リサイクル法により家電4品種(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)のリサイクルが義務づけられています。家電のリサイクルは大きく2つに分かれます。1つはマテリアルリサイクル、2つ目はサーマルリサイクルです。マテリアルリサイクルはプラスチックからプラスチックへ、サーマルリサイクルはプラスチックから燃料へのリサクルです。
ある大手家電メーカーでは、プラスチックペレット研磨機を設置して表面に付着する汚れ・シール・塗料を除去し、光選別機で色分け選別を実施し、マテリアルリサイクルに大きな役割を果たしています。

③プラスチックペレットメーカー
バージンペレット(未使用プラスチック原料)製造の業界では、ペレット製造工程で発生する着色品・黒点付着品の選別を光選別機で実施したり、異形プラスチックペレット選別機で異形ペレット(形状の不良なもの)の選別を実施しています。光選別技術・揺動選別技術により、検査人員の削減、選別能力の向上、品質向上に大きな役割を果たしています。

ホームページ

3. ホームページの開設について

SPICのオープンに伴い、「選別のサタケ」のブランド確立を図るめ、現在選別加工分野の専用ホームページを開設準備中です。(5月中旬開設予定)

ホームページ概要
〝ペレット〟〝豆〟など、米分野以外の異業種で〝選別〟〝加工〟を求める潜在顧客が、WEB上で検索し易いようにする。

(1)「選別対象別」、「産業別」、「機種別」の検索ページを設ける。
(2)選別実例(成功例)のページを設け、導入効果を確認できる。
(3)選別加工試験の申込みをWEB上で行える。
(4)販売機器のPRだけでなく、当該分野のさまざまな情報を開示し、〝役に立つ〟情報媒体にする。

ホームページアドレス
http://www.senbetsu.com



以上

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(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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