製品・技術
2008.02.28
平成20年2月28日
設備納入
平成20年2月25日、全国農業協同組合連合会(全農)が建設するイネ原料バイオエタノール製造プラントが、新潟市のコープケミカル新潟工場内に起工しました。サタケは本プラントへ籾摺・精米設備およびボイラ設備を納入します。
このイネ原料バイオエタノール製造プラントは、平成19年6月に農林水産省が「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」のモデル地区として新潟県を指定したのを受け、全農が建設を進めているものです。本事業ではエタノールの製造だけでなく、原料米の生産から燃料としての販売までを一貫して行うのが特徴で、原料米には北陸193号という多収穫米を導入し、本年度約300ヘクタールで栽培します。
サタケは本プラントへ、エタノール製造の前処理である籾摺・石抜・精米等の各設備と、糖化や蒸留などのエタノール製造工程に蒸気を供給するためのボイラ設備を納入します。このボイラ設備は、前処理工程で発生する籾殻等を活用するもので、バイオマスガス化炉にて籾殻から可燃ガスを取り出しボイラへ供給して熱源とします。
本プラントは平成20年12月末までに完成する予定で、平成21年1月より試運転を行った後、本格稼働を目指しています。本プラントでのエタノール年間製造量は1,000キロリットルですが、実際の供給はガソリンに3%混合した「E3」ガソリンとして、33,000キロリットルを新潟県内のJAガソリンスタンド20か所で販売する予定です。
以上
(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
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