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高速発酵促進機RAシリーズを発売

2004.02.24

平成16年2月24日

新商品

高速発酵促進機RAシリーズを発売

--- 火力乾燥で発酵促進!新方式で堆肥化処理の欠点をクリア ---

▲ 高速発酵促進機 RA1000E

 サタケは平成16年2月、水分調整材を使わず短時間で有機廃棄物を堆肥化する「高速発酵促進機RAシリーズ」を発売しました。RAシリーズは、火力乾燥で発酵促進させる方式により、発酵時間の短縮と高水分廃棄物への水分調整材(籾殻やおがくず等)の投与を不要にし、従来の堆肥化処理の欠点を解消しました。シリーズの構成は、1日の処理能力2m3のRA200Eから20m3のRA2000Eまでの全4タイプとなっています。
 昨今、環境問題への関心の高まりや食品リサイクル法、家畜糞尿処理に関する法律の施行などにより、廃棄物のリサイクルが急務になっています。農畜産分野でも畜産糞尿や農産廃棄物の処理で大切なのは、単に「処理」するだけでなく流通に乗ることができる肥料を「製造」することです。そのために高品質な肥料が短時間で製造できる促進装置として「高速発酵促進機RAシリーズ」を発売しました。販売目標は初年度10台で、主に自治体、農畜産関連団体、農家、食品加工業などへの販売を対象としています。

型式名

処理能力
(m3/日)

販売開始

標準本体価格※

高速発酵促進機

RA200E

2

平成16年2月

12,000,000円

RA500E

5

25,000,000円

RA1000E

10

33,000,000円

RA2000E

20

63,000,000円

※標準本体価格には運賃・設置諸費用・試運転指導費(4日以上)は含まず

『高速発酵促進機RAシリーズ』の主な特長

1.発酵時間の短縮
発酵促進消臭液と火力乾燥による機内の温度調整・攪拌により、約4時間で発酵に適した状態に仕上げます。そのため、肥料製品化が約30日で可能となります(従来方式では60-90日程度)。

2.水分調整材が不要
近年、入手困難になりつつある籾殻やおがくずなどの水分調整材が不要です。

3.省スペース構造
処理時間が短く、水分調整材を使用しないので処理スペースが従来施設の3分の1以下になります。

4.季節変化による影響が少ない
季節の変化に左右されず安定した製品を生産できます。料は80℃で機外へ排出され、発酵に適した水分に調整されるので、冬期でも安定した発酵が容易です。

5.雑菌・雑草種子を死滅
機内で80℃以上となり排出後も1ヶ月程度堆積するので、易分解性のものは分解され、有害な雑菌や雑草種子等は死滅します。

6.臭気対策が容易
発酵促進消臭液により臭気を抑制します。臭気の強い原料については、処理時の排気を二次燃焼バーナーによる燃焼法での脱臭も可能です。
   

●『高速発酵促進機 RA シリーズ』の主な仕様

型 式
RA200E
RA500E
RA1000E
RA2000E
処理量(m3/日) 注1
2
5
10
20
所要
動力
定格電圧(V)
三相200
定格
出力(kw)
攪拌モータ
2.2×2
3.7×2
5.5×2
5.5×4
吸気ブロアモータ
1.5
2.2
2.2
2.2×2
投入扉シリンダモータ
0.6
0.6
0.6
0.6×2
排出扉シリンダモータ
0.6
0.6
0.6
0.6×2
加温用バーファンモータ
0.4
0.4
0.4
0.4×2
脱臭用バーナファンモータ
0.1
0.1
0.1
0.1×2
合 計
7.6
11.3
14.9
29.8
排気風量(m3/min)
25
40
40
40×2
加温用バーナ最大能力(l/h)
12
23
34
34×2
脱臭用バーナ最大能力(l/h)
7.5
7.5
7.5
7.5×2
燃料
タンク容量(l)
190
190
190
190×2
使用燃料
灯油
寸法
縦(mm)
1,860
2,000
2,400
4,800
幅(mm)
4,860
6,020
6,720
6,720
高さ(mm)
2,290
2,520
2,550
2,550
機体質量(kg)
4,000
6,500
7,500
15,000

注1) 処理量は1日当り2バッチ(約8時間)の量を示します。

(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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