メディア
2002.10.07
2002年10月7日
報告
拝啓 仲秋の候 益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、表題の記事につきましては、弊社TWR無洗米(テイスティ ホワイト ライス)をご愛顧のお客様、NTWPをご愛用いただいております関係者の皆様、および業界内の皆様に、大変ご心配、ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんでした。事態の経緯につきご説明申し上げます。
昨今取りざたされている、食品の安全性・不当表示問題・行政の対応等を取材している株式会社小学館 週刊ポスト記者より、NTWPに使用する「タピオカ」の安全性に対する取材依頼があり、それを受けて弊社広報室担当者が技術面・管理面・安全面を含め、具体的各種資料をもち、弊社の「情報公開主義」の原則に則って誠意を持って取材に対応させていただきました。
周知の通り、「タピオカ」は、中華料理・フランス料理等の食材、また、食パンや麺類等の副原料の一つとして広く使用されるのみではなく、チルド食品として加工され、デザートとしてスーパー・CVS等の店頭でも広く販売されています。その安全性についても厚生労働省の公的機関ならびに、社団法人日本食品分析センター等の第三者機関の分析・所感からも実証されております。当然ながら、NTWPに使用する「タピオカ」につきましても同様に、食品としての安全性の確認および輸入等の許認可手続等を漏らすことなく行っております。従いまして、タピオカもTWR無洗米も食品としての安全性については何の問題もありません。
さらに、昨年5月に株式会社東洋精米機製作所(以下、「トーヨー」という)が、「タピオカには猛毒のシアンが含まれ、NTWPに使用するタピオカ(熱付着材)にも猛毒のシアンが含まれ、シアンが人体に蓄積し、将来重大な支障を招くおそれがある。」等の告知(及び流布)を行った営業妨害行為に対し、当社がそれらの行為を行ってはならないとの差止仮処分を東京地裁に求めました。本年1月、裁判所は当社の申立を認め、トーヨーは上記の行為を行ってはならないとする仮処分決定を下しました。したがって、トーヨーがタピオカやTWRについての安全性を否定するような言動を採ることは法的に許されない状態になっています。
しかし残念なことに、弊社担当者の説明に不備があったのか、かような記事として掲載されたことに対し、非常に遺憾に感じております。今後、弊社は週刊ポスト編集部に対し、当社技術に対する正しい認識と理解をいただけるよう鋭意努力していく所存です。
前述の通り、仮処分決定が下されている現在、弊社は、マスメディアへの不法な働きかけがなかったか、また、米穀業界全体のレベルが低いがごとき誤解を招いている原因は何であるかを精査し、状況いかんでは、訴訟等の法的手段も辞さない所存でおります。
私ども、株式会社サタケは精米機のリーディングカンパニーとして、業界内の良識ある皆様と手を携え、今後とも米穀業界の発展とお客様にご満足いただける、「安全・安心」で「おいしい」技術の開発に責任を持って邁進する所存です。
何卒、皆様の絶大なご支援、ご協力を賜りますよう切にお願い申し上げます。
敬具
(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。