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受賞関係

農林水産大臣賞を受賞

2000.11.27

2000年11月27日

表彰

農林水産大臣賞を受賞

--- 食品産業優良企業等表彰において最高の栄誉 ---

 株式会社 佐竹製作所(代表 佐竹利子 東広島市西条西本町2-30)は、2000年11月27日に行われた食品産業優良企業等表彰において、最高の農林水産大臣賞を受賞致しました。

 本表彰は農林水産省、財団法人食品産業センター、財団法人食品流通構造改善促進機構が主催し、毎年行う事業で、今回、弊社が開発部門で大臣賞をいただいた事は大変名誉なことと存じており、関係各位に深くお礼申し上げます。

<表彰事業の趣旨>
 この表彰事業は食品産業、食品流通業及び外食産業を対象とし、その業界において食生活ニーズへの的確な対応、食糧資源の効率的な利用、生産性の改善向上、流通の合理化、省エネルギー・省力化、廃棄物の排出削減・再利用等による地球環境の保護、地域農林水産物の加工利用の増産、消費者対応の面で顕著な成果を挙げた企業、団体、個人及び伝統的又は革新的な高度の技術・技能の保持者を広く顕彰し、もって斯界の発展と国民食生活の向上に資しようとするものであります。

<表彰対象>
食品産業部門、食品流通部門、外食産業部門、団体部門、開発部門、資源・環境保全部門、消費者対応部門、技術功労部門、の8部門について、農林水産大臣賞、農林水産省食品流通局長賞、食品産業センター会長賞、食品流通構造改善促進機構会長賞として顕彰されます。

<ご参考>
「第22回食品産業優良企業等表彰受賞者の功績概要」より


功績評価のポイント

(研究開発体制の充実強化)

 株式会社佐竹製作所は、1896年に国内初の動力精米機を開発・生産したことに始まり、以来、一世紀以上に亘り研究開発を重ね、精米機を中心とした穀類加工技術の分野では世界最大の総合企業として躍進。現在では米麦を中心に「栽培から食卓に上るまで」全てを守備範囲とし、機械販売のみならずプラントやシステムのトータルエンジニアリングとして、幅広く技術を提供できる企業として確立。

 広島本社の研究開発部門だけで300有余名のエンジニアが研究開発に従事しており、年間約200件の特許を取得するなど、開発型企業としての地位を確立。

 新商品の開発において、コンピュータ内蔵の設計装置 CAD、3次元カラーの立体図が描ける最新のCADを採用したことにより、設計段階の完成予想図がより具体化され、細部にわたるチェックが可能。

 研究体制を強化するため、アメリカのシリコンバレーとイギリスのマンチェスターに研究開発部門を設置し、日本、アメリカ、イギリスを結んだ強力な研究開発体制を構築。

(新技術・新製品)

 1996年、世界初の製粉システム「PERITEC」(ペリテック)を開発。従来の小麦をそのまま粉砕して粉にする方式とは異なり、精米の技術を応用し、初めに小麦の外皮を取り除いてから製粉する「精麦製粉」技術により、高品質、高歩留、設備投資額と運転コストの低減を実現。

 1999年、業務用IH炊飯設備を開発。炊きムラや温度管理が困難である業務用大型IH炊飯設備において、業界で始めて10.5kg炊きを商品化。コンパクトな設備による省スペース化と消費電力の削減、炊飯条件やメニューの設定機能の付加等により、効率的な工場運営と食味の向上を実現。

 2000年、新精米加工システム(ネオ テイスティ ホワイト プロセス)を開発。通常、精米後に付着している糠を完全に除去し、白度と食味の向上を図り、付加価値の高い精米として商品競争力の向上を図る。また、この設備により搗精された精米は洗米の必要が無いため、廃水処理設備も不要であり、環境保全にも貢献。

 同社の製品は日本国内はもとより、世界140ヶ国に輸出され、近代精米工場の設備についてはほぼ100%に近いシェアを占めており、米麦の加工技術を通じて広く食品産業界に貢献。


以 上

(本件へのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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