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新型無洗米製造装置「MPRP36A」を新発売

2022.04.20

No.22-011 / 2022年4月20日

新型無洗米製造装置「MPRP36A」を新発売

― 最新加工技術により食味向上やCO2排出量削減を実現 ―

 サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表取締役社長:松本和久)は、ウルトラマイクロバブル水やマルチパス方式など最新の加工技術を導入した新型無洗米製造装置「MPRP36A」を開発し、4月25日に発売します。

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新型無洗米製造装置「MPRP36A」

 サタケは1991年、業界初の量産型無洗米製造装置「ジフライス(JF)」を開発し、無洗米市場の形成に先鞭をつけました。その後、1997年に「スーパージフライス(SJR)」、2000年には独創的技術である熱付着材方式を採用した「ネオテイスティ ホワイトプロセス(NTWP)」を開発。無洗米製造装置の代表的機種として全国の精米工場などで広く採用されています。

 2022年、さらなる性能・品質向上を目指し、最新の加工技術を導入した新型無洗米製造装置「MPRP36A」を開発しました。超微小気泡「ウルトラマイクロバブル水」と洗米・脱水工程を2か所に設けた「マルチパス方式」を採用し、食味向上やCO2排出量の削減などを実現しています。

【主な特長】
(1)美味しさの向上:ウルトラマイクロバブル水が白米表面の細胞壁を傷つけず糠を除去。マルチパス方式で白米への圧力分散・低減、仕上げ水洗浄により食味向上を実現
(2)環境貢献:化石燃料を用いないためCO2排出量を70%以上削減 (当社NTWP比較)
(3)食品リサイクル:栄養豊富なとぎ汁を液体飼料として有効活用
 
 MPRP36Aの加工能力は毎時3.6トン(うるち米)。本体希望小売価格は79,200,000円(10%税込、別途付帯設備・設置工事費)。全国の精米工場向けに4月25日発売。

以上

別紙

【新型無洗米製造装置「MPRP36A」の詳細】

1. 機種構成と本体希望小売価格

(1)機種名:MPRP36A(1機種)
【機種名の由来】 
MP:Multi Path(マルチパス):2パス方式
RP:Rinse Free Processing(リンスフリー プロセッシング):無洗・すすぎなし

(2)本体希望小売価格:79,200,000円(10%税込、別途付帯設備・設置工事費)

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2. 特 長

(1)美味しさの向上(3方式により実現)
①ウルトラマイクロバブル水(UMB水)の使用
 白米表面の細胞壁を傷つけることなく糠(糊粉層)を除去

<ウルトラマイクロバブル水(UMB水)とは>
超微小気泡(直径1μm未満)を有する水。100μm以上のミリバブルに比べ浮力が小さく、気泡が破裂しにくいため長時間安定した状態を保持する。これにより、白米表面の微小な糠を吸着・除去しやすい特性を持つ

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②マルチパス洗米・脱水方式
洗米・脱水工程を2回設けることにより白米への圧力を分散・低減し、食味の向上などに寄与

③UMB水の循環利用と仕上げ水洗浄
UMB水を10%添加し、それを2回使用することにより20%添加量に相当。新しいUMB水を2回目の洗米時に添加することで最終仕上げを行い、高い洗浄効果を発揮(仕上げ水洗浄)

(2)環境貢献
①CO2排出量の削減
→無洗米加工に化石燃料を用いずCO2排出量を70%以上削減
(当社従来機NTWP比較)

②節水効果
→UMB水を循環利用することで約50%の節水効果

③SDGsに対する取り組み
→SDGs目標17項目のうち10項目に該当

(3)食品リサイクル
とぎ汁(洗米副生水)の有効活用
→栄養豊富なとぎ汁を液体飼料として活用

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3. 基本仕様

型 式 MPRP36A
加工能力(t/h) 3.6(うるち米)
所要動力(kw) 三相200V 144.4
加工方式 湿式加工方式(水洗い方式)
使用水 ウルトラマイクロバブル水
(UMB水)
使用水量(L/h) 288~360(加水率8%~10%)
加工対象 国産うるち米、外国産米、もち米、胚芽米
外形寸法(mm:制御盤を含む) 幅7,400×高さ4,795×奥行2,805
機体質量 (kg:制御盤を含む) 5,600

3. 発売日

2022年4月25日

(本リリースへのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報部)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。



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