製品・技術
2018.11.01
No.18-028 / 2018年11月1日
11/1 新型醸造精米機を発売
― 新型砥石・負荷制御装置で精米時間と消費電力を削減 ―
サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)は、従来機に比べ精米時間と消費電力を削減した新型醸造精米機(EDB40A)を、11月1日に発売開始しました。
日本酒の国内出荷量は年々減少していますが、吟醸酒や純米酒などの特定名称酒の出荷量は堅調に推移しています。消費者の志向が量から質へと変化してきており、高精白(※1)の原料米がより一層求められるようになっています。
このたび開発した新型醸造精米機EDB40Aは、高精白の精米を効率良く行える精米機です。硬度・耐久性の高い「cBN砥石(※2)」と、負荷範囲が広くレスポンスの良い「エア圧負荷制御装置(※3)」の採用により、従来機に比べ精米時間を約30%短縮するとともに、消費電力を約15%削減しました(※4)。
メーカー希望本体価格は2,600万円(税抜、40俵[2,400kg]張込タイプ、付帯設備・据付工事費等は別途必要)。酒造メーカーや委託精米工場などへ、年間10台の販売を目標としています。
※1...ミネラル・脂質などが多く含まれる米の外周部分を、より多く除去し削りこむこと。
※2...cBN(立方晶窒化ホウ素)砥粒を使用した、硬度・耐久性の高い砥石。
※3...空気圧により米出口の開度を制御し、精米室内の圧力を調整する装置。
※4...張込量30俵、目標精米歩合40%で行った当社試験の一例。精米効率は目標精米歩合、原料性質等により異なる。
以上
新型醸造精米機「EDB40A」の詳細
■特長
硬度・耐久性の高い「cBN砥石」と、負荷範囲が広くレスポンスの良い「エア圧負荷制御装置」を採用。従来機に比べ精米時間を約30%短縮するとともに、消費電力を約15%削減しました。
※...張込量30俵、目標精米歩合40%で行った当社試験の一例。精米効率は目標精米歩合、原料性質等により異なる。
■仕様
型式 | EDB40A | ||
---|---|---|---|
最大張込容量 | 30俵 (1,800kg) |
40俵 (2,400kg) |
|
所要動力 | 精米機 | 15.0kW | |
万石部 | 0.4kW | ||
昇降機 | 0.75kW | ||
精米ロール | 回転数 | 350~800rpm | |
ロール径 | 610mm(24インチ) | ||
砥粒 | cBN(立方晶窒化ホウ素) | ||
精米能力 | 精米歩合70% | 6~12時間 | |
精米歩合60% | 14~24時間 | ||
精米歩合50% | 26~38時間 | ||
精米歩合40% | 42~58時間 |
※能力は40俵(2,400kg)張込の場合。品種・精米条件に より精米能力は異なります。
■寸法図 (単位:mm、40俵張込タイプ)
以上
(本リリースへのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報室)
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