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サタケ八重山ヤシ記念館 来館者数が5万人突破

2023.07.05

No.23-015 / 2023年7月5日

サタケ八重山ヤシ記念館 来館者数が5万人突破

― 5万人目の来館者に認定書と記念品を贈呈 ―

 公益財団法人サタケ技術振興財団(所在地:広島県東広島市西条西本町2-30、理事長:木原和由)が開設した「サタケ八重山ヤシ記念館」(沖縄県石垣市字桴海554番地)の来館者が、7月3日に累計5万人を突破しました。5万人目の来館者には、認定書とマジックライス「ななこめっつ」などの記念品が贈られました。 

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八重山ヤシ記念館5万人目の来場者
(左から茅原さん、川原社長)

 「サタケ八重山ヤシ記念館」は、石垣島に自生する「リュウキュウヤエヤマヤシ」が新種であることを初めて発見し、その学名である「サタケンチャ・リュウキュウエンシス」に名を残すサタケ2代目社長の佐竹利彦の志を偲ぶとともに、石垣市民をはじめ多くの方々にヤシを紹介し、地域振興や植物学の発展に貢献することを目的として2005年1月に開館しました。
 石垣島と西表島にのみ生息するリュウキュウヤエヤマヤシの生態に関する展示、クイズでヤシのことが学べる「ヤシトリビア」のほか、屋上から眺望できるリュウキュウヤエヤマヤシの群落と東シナ海・川平湾をのぞむ大パノラマなどが好評を博し、開館以来、多くの来館者をお迎えしてきました。 7月3日に来館者数が累計5万人を突破。5万人目の来館者となった神奈川県からお越しの茅原健次さんには、マジックライス「ななこめっつ」などの記念品が、同館の管理会社である有限会社原商事・川原絹子社長より贈られました。
 サタケ技術振興財団では、今後も石垣観光の振興とヤシについての認知度向上に取り組んでいく考えです。
 (サタケ八重山ヤシ記念館の詳細については別紙を参照)

以上

別紙

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サタケ八重山ヤシ記念館外観

1. 施設概要
名称: サタケ八重山ヤシ記念館
所在地: 沖縄県石垣市字桴海554番地
電話番号: 0980-84-4568(FAX兼)
開設年月: 2005年1月
開設者: 公益財団法人サタケ技術振興財団
建物: 鉄筋コンクリート造2階建て
入館料: 一般300円(税込、小学生以下無料
開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日: 年中無休(祭事など例外あり)
交通アクセス: 石垣空港より車で15分、定期観光バスで20分

2. 主な展示内容
ヤエヤマヤシの特長: 佐竹利彦が新種であることを発見したサタケンチャのエリア
ヤシトリビア: ヤシのことをクイズ方式で楽しく学べるエリア
暮らしの中のヤシ: 世界各国の暮らしの中で活かされているヤシの紹介エリア
展望台: 展望台からの東シナ海・川平湾は絶景

3. 公益財団法人サタケ技術振興財団について
 株式会社サタケが1984年3月1日、技術開発研究の推進と助成、研究者の人材養成、植物学研究の援助及び助成等を主な目的に設立した。

4. 佐竹利彦について
 (株)サタケの二代目経営者である佐竹利彦。23歳(1933年)の時、知人から貰った一本のビロウ(ヤシの一種)苗の姿態に惹かれたことが、ヤシ科植物の研究を始めたきっかけ。当時、日本の学界ではヤシ科植物は事実上研究されておらず、参考になる文献も資料もほとんどないことに愕然としたが、そのショックがヤシ科植物研究の強い刺激となった。
 利彦は52歳(1962年)の時、ヤシ科植物を11亜科29族253属3333種とする新分類を発表し、世界5指に入ると言われるほどの権威となった。
 利彦は、石垣島と西表島にのみ自生する「リュウキュウヤエヤマヤシ」が新種のヤシであることを発見。当時ヤシ科植物研究の最高権威であった米国コーネル大学のムーア教授(Dr. H.E.Moore,Jr.1980年没)が、その学名として「佐竹」の名を取り、Satakentia Liukiuensis(hatusima)と命名した。これら研究成果は高く評価され、東京農業大学ならびに広島大学より利彦に対し、名誉博士号が授与された。また、利彦が永年に亘り、世界各国から収集したヤシ・ソテツ78種230株及び約500種のヤシの種、サンプル、文献等は、世界的にも大変貴重な学術資料とされている。

以上

(本リリースへのお問い合わせ: TEL 082-420-8501 広報部)
※ニュースリリースの内容は発表時のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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