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新入社員はお経を読む?

2018.03.22

卯月4月。春の穏やかな暖かさと、山々が新緑に衣替えしていく変化を感じ取ることができます。そして今年も新入社員が入社し、新たな仲間が加わります。

新入社員は社会人として芽吹きはじめ、これから少しずつ成長していきます。草花ほど早くはありませんが、いずれ大輪の花や強い枝幹になって欲しいものです。

彼らには覚えること、慣れなければならないことが山ほどあります。最初は戸惑ったり消化不良を起こしたりするものです。社会人としての基本以外に、勤務先や業界独自の文化・慣習にも対応しなければなりません。

当社は主に穀物加工機械やプラントを開発・販売しています。その中にも独特の言葉や慣習があります。普通に生活をしてきた学生には異国の文化にも相当するかもしれません。

例えば、農地の面積を表す「反」「町」、お米などの容積を表す「俵」「合」「升」「斗」「石」、重さを表す「匁」「貫」、長さを表す「寸」「尺」「間」などに触れる機会が必ず出てきます。農家や農協などの現場でこれらの言葉を初めて耳にした時、皆驚くことになります。

何しろ、AIやIoTがもてはやされる時代に、まるで江戸時代にタイムスリップしたような言葉が登場するものですから。「反町俵合升斗石」をそのまま読んだら「たんちょうひょうごうしょうとこく」。これではまるで浄土真宗の阿弥陀経の件(くだり)みたいです(笑)。

筆者も新入社員当時は驚き戸惑いましたが、使ってみるとこれが中々都合が良くて心地よい(笑)。現場には現場に則した先人の考え方や知恵があるのだなあ~と感じ入った次第です。

はてさて、新入社員にお経でも読ませてみませうか(笑)。

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