2024.01.25
炊飯の「炊」の字は、もともと「火」を「(人が)吹く」という象形から、火を吹いて「飯をたく」を意味する「炊」という漢字が成り立ったそうです。それで、「炊」は「火」を「欠く」と書きます。
一方、「飯」はもともと「飯」の左部分が「食器に食べ物を盛りそれに蓋をした」象形で、右の部分の「反」は「(のしかかる岩のような) 重圧」を手で返すという意味があり、粒がふやけてばらばらに煮えたもの(=めし)を表すようです。
実ということは、炊飯には「火を欠く」ことと「重圧」が必要なんですね。つまり、「火を欠く」とは火を使わない、「重圧」とは圧力をかけるということになります。
おやっ? あれっ? あれれ...。
これってサタケの「加圧式IH炊飯機(製品ブランド名「SILK」)」と同じじゃないですか!
SILKはガス、つまり「火」を使わないIH方式であり、かつコメに1.2気圧の「圧力」をかけて炊飯します。
そう!まさに「火を欠き」「重圧を加える」という「炊飯」の語源ではありませんか!
「それって、こじつけだ!」とお叱りを受けそうですが、SILKは「こじつけ」ではなく「こげつき(焦げ付き)」がないのも特長となっておりますので、平にご容赦を。
これからは、「火のない所に煙は立たぬ」ではなく、「火のない所で飯は炊ける」と覚えていただければ、これ幸いです。