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宮沢賢治が愛したコメで造る新政の逸品

2020.08.24

 立秋とは名ばかりで、ジリジリと刺さる日差しに心折れそうな今日この頃。皆様いかがお過ごしですか?こんな日はキンキンに冷えたビールが飲みたくなりますね。サタケが本社を構える西条には、日本文化への理解の促進に寄与する目的で日本酒による乾杯を推奨する「乾杯条例」があります。爽やかな香りと清涼感あふれる夏にピッタリな日本酒「夏酒」は、まさにこの時季の乾杯酒にうってつけのお酒ですね♪1500年続く伝統産業の日本酒。実はサタケもこの日本酒と深い関係があります。



カラーズ(左)とNo.6シリーズ
カラーズ(左)とNo.6シリーズ



 1908年、サタケの創業者・佐竹利市は、砥石を使ってコメを40%以上削ることができる研削式精米機を開発。吟醸酒の誕生に大きく貢献したことで、西条は灘・伏見に並ぶ日本三大銘醸地として多くの人に親しまれてきました。それから100余年。サタケは一世紀という時を経て、コメの削りを抑えても大吟醸酒のようなすっきりした味わいを可能にした新型醸造精米機の開発に成功しました。この精米機は米の形を残しながら、雑味の原因となる脂質やタンパク質など余分なものを取り除く「扁平精米」に対応しています。精米歩合が基準値に達さずとも吟醸酒や大吟醸酒と同等のお酒が造れることを可能にしました。現在、この記念すべき第一号機は、秋田県の新政酒造株式会社(以下:新政)で2019年の酒造りより稼働しており、今年発売された新政の定番ラインアップ「No.6」や「カラーズ」シリーズなど、精米歩合65%と55%の全商品に扁平精米された酒米が使用されています。



8代目蔵元・佐藤祐輔氏
8代目蔵元・佐藤祐輔氏



 日本酒界の風雲児と呼ばれる新政の8代目蔵元・佐藤祐輔氏(45歳)は、時代の最先端をゆく斬新で革命的な味やデザインを世に送り続ける一方で、伝統的な酒造り製法「生もと造り」や地産地消の「秋田県産米」、現存する最古の酵母であり自蔵発祥の「6号酵母」など原料や伝統製法にもこだわって日本酒造りに取り組んでいます。また、2012年より記載義務のない添加物(醸造用酸類、ミネラル、酵素など)の一切の使用をやめて、すべて「純米造り(原料は米、米麹、水のみ)」へと転換しました。さらに、原料であるコメからも農薬を取り除き「フルオーガニック」を目指した結果、秋田市内から車で約30分の距離に位置する鵜養地区に自社田を購入(2015年)。なんと、自ら無肥料で無農薬米の栽培をはじめたのです!現在、約30町歩の水田では、「酒こまち」「美郷錦」そして宮沢賢治が愛した「陸羽132号(通称:愛亀)」の稲が、あたり一面に波打っています。



新政の水田が広がる鵜養地区
新政の水田が広がる鵜養地区



 ところで、なぜ岩手県出身の宮沢賢治が秋田県産の「愛亀」を愛したのか。はたまた、宮沢賢治は作家なのに農業とどんな関係があるのか、と疑問に感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、宮沢賢治は作家のかたわら、農業指導員として積極的に農業と関わっていたのです。当時の東北地方(特に岩手県)は、冷害によるカビ系の病気・イモチの大発生により長期間にわたりコメの不作に陥っていました。そこへ、イモチに強い秋田生まれの救世品種「愛亀」が登場。冷害に悩まされた東北地方の窮地を救ったことで、宮沢賢治はこの「愛亀」を愛し、普及に努めたのです。

 吟醸酒の誕生に大きく貢献した佐竹利市。その利市が日本で初めて動力式精米機を開発した1896年にみちのく岩手に誕生した宮沢賢治。冷害に強い救世品種として宮沢賢治が愛し、東北の人々の希望となった「愛亀」を自ら栽培し、サタケの精米機で無駄なく削り、1本のボトルに命を吹き込む佐藤祐輔。明治、大正、昭和、平成、令和と100年以上の幾星霜を経て運命に導かれるかのように、それぞれの時代でその道を究めた3名の想いが交差する今、鬼才・佐藤氏の手によって渾身の逸品が世界へと羽ばたく。心と心をつなぐものづくり。日本酒とはまさにロマンですね~♪



■新政酒造の概要
1.会 社 名: 新政酒造株式会社
2.代 表 者: 代表取締役社長 佐藤祐輔
3.所 在 地: 秋田県秋田市大町6丁目2番35号
4.創   業: 1852年
5.事業内容 : 日本酒の醸造および販売

■インタビュー長編版
サタケHPでは佐藤祐輔氏のロングインタビューを掲載しています。  
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