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ニュースリリース・お知らせ

「見える」と「見えない」で大岡裁き

2024.04.15


 コメに混入している異物や着色粒などを選別除去する装置が光選別機です。当社は選別する材料や用途に応じて多種多様な機種を揃えています。ところで、当社も以前は色彩選別機と呼んでいました。着色粒を選別するには「可視光(目に見える光)≒ 色」の利用で良かったのですが、現在ではさまざまな原料に対応するため「不可視光(目に見えない光)」を用いることも多くなりました。具体的には近赤外線(NIR)を使うのですが、いずれにしても「色(色彩)」だけではないので「光選別機」と統一して称するようになりました。

 ちなみに、色の三原色は「黄(Y)」「赤紫(M)」「青緑(C)」で、これらをすべて混ぜ合わせると「黒」になります。一方、光の三原色は「赤(R)」「緑(G)」「青(B)」で、同様に混ぜ合わせると「白」になります。とても面白い現象ですね。

 ひょっとして、「色」と「光」を使っている光選別機だから、大岡越前よろしく「白黒をつける名裁き」ができているのかも・・・。


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