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ロンドン並みにドンドンと!

2018.02.20

今から110年前の1908年。のちの吟醸酒誕生につながる精米機が世に登場しました。その名は「41年式佐竹第2精穀機」。サタケ初代社長佐竹利市の傑作でした。

精白筒に金剛砂を使用した日本初の研削式精米機で、一般白米用としては当然ながら、酒造精米用として当時の水車精米や唐臼(碓)では成し得なかった高度精白を実現しました。この精米機の誕生もあり、西条(東広島市)の酒はさらに磨きがかかり、全国清酒品評会で相次いで上位入賞を収めるようになりました。現在の吟醸酒ブームの魁です。

奇しくも、1908年はロンドンオリンピック(第4回)が開催された年でした。各国の選手がその運動能力を最大限に発揮する檜舞台ですが、利市も遠い極東の日本で精米機の開発にドンドン打ち込んでいたのです。

ちなみに、第1回近代オリンピックがギリシャのアテネで開催されたのが1896年。この年、サタケは創業しました。なにかオリンピックとの奇縁を感じます。このアテネ大会の陸上100m走の記録がトーマス・バークの12秒00、現在の記録はウサイン・ボルトの9秒58です。人類は懸命に努力、成長し2秒42も短縮しました。

サタケも1台の精米機から、今では2,000機種を超え、世界約150か国のお客様に使ってもらえるようになりました。これからも挑戦を続けていきます。

佐竹利市
佐竹利市
41年式佐竹第2精穀機
41年式佐竹第2精穀機
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