それぞれのワークスタイル
光選別機と共に歩む
世界への挑戦
SATAKE USA INC.
2022年入社(2024年〜アメリカ現地法人へ出向)
F.K.
Overseas Assignment

profile
2022年入社。入社後は先行技術本部に配属され、光選別機に関する基礎研究に従事。現在はアメリカ駐在となり、光選別機の技術開発と、アジアで生産された光選別機の現場対応・技術指導を担当。特技は剣道。

サタケで働きたいと思うようになったきっかけや理由
食と農業に対する思いが原動力に
元々農業や食糧問題に関心があり、学生時代は農業機械の研究室でAIや画像処理に関して研究を行っていました。就活を進めるにあたっても農業、食糧問題の分野で就職したいという思いがあり、その中でサタケという会社を知りました。サタケの作る機械はトラクターなどとは違い日常生活で目にすることが少ないため、就活で初めて知りましたが、約130年という歴史の中で培われた技術とAIやセンサを生かした選別機などの新しい技術を併せ持っている会社というところに魅力的に感じ、応募しました。国内外問わず各種機械で高いシェアを持っており、将来性が高いと感じられたことも決め手の1つでした。
入社後、海外駐在するまでの仕事
基礎研究から製品へ、展示会対応で気づいた“見せる技術”
入社後2年間は「先行技術本部」という部署で光選別機に関する基礎研究を行いました。具体的にはプログラミング(Pythonによる画像処理やデータ分析、シミュレーション)や各種試験、新技術の調査などです。プログラミングに関しては大学時代に少し行っていた程度でしたが、先輩の親切な指導のおかげでスムーズに習得できました。3年目からは技術本部へ配属となり、業務内容は変わらず基礎研究中心でしたが、2年目までに研究してきた技術を製品や市場に落とし込んでいく段階に入っていきました。その中で行った展示会のデモ対応は、来客者にデモ対応を行うためのGUI(アプリケーションのようなもの)をゼロベースから1人で作成しました。今思えば改善点の多い内容であったと考えられますが、この経験を通じて画像処理ベースのプログラミングスキルが向上し、お客様にお見せするものをどのように作るべきか、を考えるきっかけになったと感じています。

海外駐在の経緯
目指していた“世界で通用する人材”への一歩
2年目の時点で上司から「来年度は海外との関わりが増えるだろう」という話を聞いていました。当時は出張が増える程度に考えていましたが、3年目には上司からアメリカ赴任の提案を受けました。
元々自身のキャリアを考えた時に、海外で通用できる人材になることを目指していたので、話を受けた時には行きたいという想いが強かったです。両親を残してアメリカに行くことが唯一の懸念ではありましたが、期限付きの赴任であること、両親からの後押しもあり、赴任を決めました。
駐在の話をもらってから赴任までに5ヶ月あったので、たくさんの友達や先輩・後輩・恩師に会うことができ、励ましの言葉をもらい、勇気づけられました。改めて人に恵まれていると実感し、駐在するモチベーションとなったと感じます。
海外駐在先での仕事
多様な市場に応え、日米をつなぐ架け橋に
現在は光選別機の技術開発と、アジアで生産された光選別機の現場対応・技術指導を行っています。サタケの主力製品は米の分野なので、アジアで生産される光選別機も米がターゲットです。一方、アメリカでは市場が大きく異なります。ナッツやコーン、小麦がメインターゲットであり、アジア向けよりもさらに処理量が求められます。こうした市場に対応していくためにも、アメリカでは現地で光選別機の開発・設計を行っています。日本時代に習得した画像処理の技術をベースに、日本で研究されている技術を取り入れながら、より良い光選別機を作ることが業務の1つです。
一方で、アジア製の機械もアメリカで使用されるため、現場での据え付け・トラブル対応や現地従業員への技術指導も行います。その中でアメリカとアジアの市場、顧客、規模、価格帯などの違いを理解し、日本本社に共有することでさらにより良い技術を生み出すことも、私の役割です。

海外駐在の私生活で楽しんでいることや苦労していること
多国籍な日常がとても新鮮
この駐在が初海外だったので生活のすべてが新鮮です(笑)特にアメリカの場合、多くの移民・国籍から成り立っている国だけあって、様々な文化に出会えるというのが新鮮に感じます。中国、ベトナム、韓国、日本など、海外のレストラン・スーパーはいたるところにあるので、買い物や食事に困ることはほとんどないです。また、車社会だけあって駐在員も車が運転できることがありがたいです。買い物や観光などに好きなタイミングでいけるので、生活に不自由することはないと感じます。
苦労はやはり言語ですね、勉強してきたつもりでしたが、現地の英語は人によって差が大きく、最初は聞き取るのに苦労しました。私は普段から現地の従業員と一緒に仕事をするため、仕事の会話も英語で行う必要があるのですが、会話内容の理解が不十分だとその後の業務に響くので、内容を把握できるよう、会話を要約して確認しすることを意識しています。
サタケの良い部分
経験豊富な先輩たちの存在が心強い
技術、知識を持った先輩方が、若手に対して、手厚くサポートしてくださるというところが強みだと感じています。私が勤務しているSATAKE USAでは、日本から駐在している先輩、現地採用の日本人スタッフが公私両面で指導、サポートしてくださるので、普段から不自由なく生活することができています。

仕事をしていて大変なことや乗り越え方
時差の壁、今できることを見極める
やはりトラブル対応ですね。SATAKE USAだけではすべてのトラブルを解決することができないので、日本に問い合わせることがよくあります。しかし日本とは時差があるので、返答が来るのは翌日です。こうした状況で今自分に何ができるかを考え、課題解決のためにどのような情報を得ればいいか判断する必要があります。
日本時代は基礎研究の部署に所属していたこともあり、最初は機械の知識や技術が十分でなかったため、トラブルシューティングで何を優先するべきか、どのような情報を得るべきかががわからないことが多かったです。
しかし、サタケにはこうした現場対応や各種機械に対する経験を持つ人が多くいるため、連絡を取り、対応方法や心構えを教わることにより、少しずつ慣れることができました。
日頃心がけていることや、これから挑戦したいこと
失敗を恐れない積極的なコミュニケーション
日々の業務で心がけていることは積極性です。現地の従業員との会話を一回ですべて理解することはまだ難しいですが、それを恐れていては英語や現地従業員から知識を吸収するスピードは向上しないと考えています。そのため、各分野のプロフェッショナルにできる限り自分から話しかけるようにしています。SATAKE USAのあるヒューストンの方々は優しい方が多く、質問に対して親切に応えてくれますし、英語が理解できなかった場合でも、かみ砕いて繰り返し説明してくれるので、理解することができています。
また、報連相のスピード感を意識するようにしています。特に日本とやり取りをする際には1日1往復となることが多いため、的確かつ迅速に報連相を行うよう心がけています。
1日の流れ
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8:00
出社
1日の予定と日本からのメールの確認
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8:30
アメリカで生産される機械に搭載する画像処理のシミュレーション
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12:00
昼食
他の日本人駐在員と近隣のレストランでランチ
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13:00
アジアの選別機を用いて客先から依頼を受けたサンプルの選別試験
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17:30
退社
上司に本日の業務内容報告、最近のカープの話題共有
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18:30
※ SATAKE USAでは月〜木は9時間勤務、2週間に1日(金曜日)が休みとなります。

応募を考えている人へメッセージ
多分野で活躍の場が広がる、海外での成長機会
サタケはこれから海外により一層力を入れていくので、技術者だけでなく、営業や他部署の方々にも、海外に行く機会や海外で働くチャンスが増えてくると思います。海外に興味がある方、自分の語学や海外でのスキルを活かしたい方は、ぜひサタケに応募して、一緒に働きましょう!
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