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2010年8月4日

生産者向け情報

猛暑による籾への影響と乾燥・籾摺作業の注意点

今年の気象予測による籾への影響は・・・

 今年は7月後半より東日本を中心に猛暑となり、全国的に平均気温が平年を上回っています。気象庁の3ヶ月気象予報では、今後も全国的に平年より平均気温が高いと予想されています。特に西日本では日平均27℃(高温障害が発生しやすい気温)を上回り、全国的に胴割米の多発が必至の状況です。この高温により、イモチ病・斑点米カメムシ類の発生も多くなっており、高温障害によるシラタも多発する恐れがあります。
 今年についても胴割米発生防止策として、「かけ流しにより地温の低下を図り、かんがい水が確保できない場合は間断かん水を行う」等、十分な注意が必要です。このため、乾燥・籾摺り作業について、以下の点に注意していただくようお願いします。

乾燥作業についての注意点

  • 高温化により登熟期間が短縮され、刈り遅れると胴割米が発生しやすくなりますので、適期に刈り取りしてください。
  • 気温が高い場合、生籾をコンバイン袋に入れたまま放置すると変質しやすくなりますので、収穫から4時間以内に乾燥機に張り込み、通風あるいは乾燥を行ってください。
  • 収穫時の籾の状態を確認し、胴割米が発生している場合は、乾燥速度を下表(A)に設定し、低い温度でゆっくり乾燥してください。(A)の設定でまだ胴割れの増加が見られるようであれば(B)に設定して乾燥してください。
乾燥機型式(A)(B)
SDR-SEZ/ME/MEZ/LE/LEZややゆっくりゆっくり
RMDR-SX/MX/LDややゆっくりゆっくり
RMDR-SD/MD標準外A または ややゆっくり標準外B または ゆっくり
GDR-VZ/SZ/MZややゆっくりグルメ
GDR-AZ/AZII/BZIIややゆっくりグルメ
GDR-BZ/CZ/CAXややゆっくりゆっくり
ADR-CA/CF/CSややゆっくりゆっくり
  • また、乾燥しすぎる(14%以下の過乾燥)と胴割米がさらに増加しますので、仕上水分設定を下記のように設定してください。(通常仕上水分を15.0%に設定する場合)。
青米混入率が5%以下の場合 青米混入率が5~10%の場合 青米混入率が10%以上の場合
仕上水分:15.5%に設定
乾燥直後は籾殻が乾燥しているため、乾燥後も玄米の水分が籾殻に移り更に約0.5%乾きます(これを余熱乾燥といいます)。
仕上水分設定:15.0%に設定
乾燥後、玄米の水分が籾殻に移り約0.5%乾きますが、青米の水分で約0.5%戻りますので、15.0%設定にしてください。
仕上水分設定:14.5%に設定
青米の水分は乾燥後も高いため、青米の水分が玄米に移り、約0.5%戻ります(これを戻り現象といいます)。

籾摺作業についての注意点

  • 高温障害によりシラタが多く、一方では刈遅れにより胴割れしやすくなっていますので、脱ぷ率の上げ過ぎにより砕米が増加しないよう、ロール間隙を調整してください。

胴割れの種類玄米の状態
軽胴割れ(被害粒に入らない)内部にわずかにキレツがある
表面にわずかにキレツがある
重胴割れ(被害粒に入る)背部から腹部の側面までキレツが発生している
横幅に対して2/3以上の長さのキレツが2本発生している
縦横に、複数本のキレツが発生している

  • 木切れや石が混入していると、返り籾スロワの羽根が破損しますので、大きな異物はできるだけ取り除いて籾摺してください。
  • 異物が多量に循環した状態で運転を続けると、スロワの羽根とスロワケースの間に異物が挟まり、スロワの羽根を変形させ、スロワの詰まりの原因となります。念のためにスロワの羽根の予備部品を用意するようにしてください。

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